メジャーリーグで活躍する日本人選手が増え、人気の昨今。
日本でもMLBの試合がテレビ中継され、日本のプロ野球並みに身近に楽しめるようになりました。
頻繁に試合が放送されているけれど、どのくらい試合が行われているのかしら?
シーズン中は毎日のように見る気がしますね。
どのくらいの期間、何月に試合が行われているのでしょうか?
この記事では、
- MLBのシーズンはいつからいつまで?
- 日本のプロ野球と比較
- MLBの年間試合数
- レギュラーシーズン
- ポストシーズン
を分かりやすくまとめました。
MLBのシーズンはいつからいつまで?
ズバリ、
レギュラーシーズン:4月上旬頃から9月下旬頃まで
ポストシーズン:10月上旬から下旬まで
です。
ポストシーズンって??
ポストシーズンとは、スポーツ(特に球技)のリーグ戦において、リーグ戦の成績上位チームによる順位決定トーナメント(プレーオフ)を総じて表現するものである。
ポストシーズン
レギュラーシーズンで強かったチームだけがポストシーズンに試合を行います。
(詳しくは次の「年間試合数」の章で図も使い、分かりやすく説明します。)
日本のプロ野球と比較すると…
日本のプロ野球のレギュラーシーズン開幕は3月下旬。
終了は予定では9月中ですが、雨天により中止となった試合などが9月下旬から10月上旬にあります。
そしてポストシーズン、日本ではクライマックスシリーズが10月中旬から始まり、日本シリーズが10月下旬から11月上旬に行われます。
日本の方が期間はちょっと長めですね
次は試合数を見てみましょう。
MLBの年間試合数は?
ズバリ、
レギュラーシーズンで162試合
です。
多いっ!
かなり多いですよね。
他のスポーツと比べてみましょう。(※表はレギュラーシーズンのみの数)
スポーツ名 | 試合数 |
---|---|
MLB、メジャーリーグ | 162 |
NPB、日本プロ野球 | 143 |
NBA、バスケット | 82 |
NHL、ホッケー | 82 |
MLS、サッカー | 34 |
NFL、アメリカンフットボール | 17 |
日本のプロ野球より多いです。
NBAの約2倍、NFLの約10倍!!
ただ日本と違い、順位が決まった地区のチームは、雨天により中止になったゲームはしません。
なので、必ずしも162試合全部が行われるわけではありません。
選手やチームのタイトル・記録に関わるケースでも行わないそうです!
あっさりしているというか…
また、試合数が多いので、全試合に出場する選手は、毎年、数えるほどしかいません。
(そりゃ、そうですよね…疲労が凄そう…。)
実際、一部の選手からは、シーズンが長過ぎて疲労や怪我に繋がるという不満も出ています。
しかしこれまでのところ、162試合の伝統は50年以上続いています。
MLBの試合数について、もう少し詳しく見ていきます。
レギュラーシーズン
4月上旬頃から9月下旬頃まで、全30チームが162試合を行います。
30チームは2つのリーグに分かれていて、
- アメリカンリーグに15チーム
- ナショナルリーグに15チーム
更にリーグの中で3つの地区に分かれていて、
- 東地区に5チーム
- 中地区に5チーム
- 西地区に5チーム
合計15チームです
チーム編成を踏まえたところで、162試合の内訳です:
リーグ | 地区 | チーム数 | 試合数 | 合計 |
---|---|---|---|---|
同じ | 同 | 4チーム | 13試合ずつ | 52試合 |
同じ | 別 | 2区計10チーム | 4チームと7試合ずつ 6チームと6試合ずつ | 64試合 |
別 | 同 | 地理的に近い1チーム *1 | 4試合 | |
別 | 同 / 別 | ↑以外の14チーム *2 | 3試合ずつ | 42試合 |
- 1 ニューヨーク・ヤンキースとニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャースとロサンゼルス・エンゼルスなど、別リーグ同地区で地理的に近いチーム
- 2 *1の4試合と合わせて、この46試合をインターリーグと呼びます、別のリーグとの交流試合のこと
基本はこの162試合ですが、選手によってはあと1試合、あります。
それがオールスターゲームです。
オールスターゲーム
MLBオールスターゲーム(MLB All-Star Game)は、アメリカンリーグとナショナルリーグの選抜チームによる対抗試合です。
開催は毎年7月。
選抜方法は、ファンによる投票、監督推薦などです。
ミッドサマー・クラシック(Midsummer Classic)とも呼ばれます。
選ばれた選手は嬉しいですね!
続いて、ポストシーズンです。
ポストシーズン
ポストシーズンに出られるのは、アメリカンリーグとナショナルリーグからそれぞれ6チーム、合計12チームです。
リーグで選ばれる6チームは、全15チームの中から、
- 東地区、中地区、西地区で1位になった3チーム
- 残り12チームの中で勝率の高い上位3チーム(ワイルドカードと呼ばれています)
です。
地区1位のチームを勝率順に第1、第2、第3シード、残り3チームも勝率順に第4、第5、第6シードとなります。
そして、ポストシーズンの試合は、4つのシリーズに分かれて行われます。
- ワイルドカードシリーズ:2〜3試合
- ディビジョンシリーズ:3~5試合
- リーグチャンピオンシリーズ:4~7試合
- ワールドシリーズ:4~7試合
?という感じですよね、1つずつ見ていきましょう
ワイルドカードシリーズ(3戦2勝制)
各リーグの、第3シードと第6シード、第4シードと第5シードのチームが対戦します。
3試合で、先に2勝したチームが次のディビジョンシリーズへ進めます。
場所はシード順の高いチームの本拠地で行われます。
ディビジョンシリーズ(5戦3勝制)
各リーグの、第1シードとワイルドカードシリーズ第4シードと第5シードの勝利チーム、第2シードとワイルドカードシリーズ第3シードと第6シードの勝利チームが対戦します。
5試合で、先に3勝したチームが次のリーグチャンピオンシリーズへ進めます。
ちょっとゴチャゴチャしてきたので、次で図にまとめます
リーグチャンピオンシリーズ(7戦4勝制)
上の図で勝ち残った2シード(チーム)で対戦します。
7試合で、先に4勝したチームが次のワールドシリーズへ進めます。
ワールドシリーズ(7戦4勝制)
アメリカンリーグ、ナショナルリーグの優勝チームで対戦します。
7試合で、先に4勝したチームがワールドシリーズチャンピオンです。
まとめ
MLBのシーズンはいつからいつまで?年間試合数とシリーズの説明も、いかがでしたでしょうか。
- レギュラーシーズンは4月上旬頃から9月下旬頃まで
- ポストシーズンは10月上旬から下旬まで
- 日本のプロ野球と比較すると、日本の方がちょっと長め
- 年間試合数はレギュラーシーズンで162試合
- ポストシーズンは選ばれた12チームが、4つのシリーズで対戦する
でした。
他スポーツに比べ、試合数の多さに驚きました。
ただ運動量はポジションによりますが、他のスポーツよりは少なめでしょうか。
ポストシーズンの仕組みはよく分かっていなかったので、この記事を書くために勉強し、出来るだけ分かりやすく書いたつもりです!