アメリカ社会にとってスポーツは、欠かせない重要な文化の一つです。
スポーツを行うことで、チームワーク、フェアプレーを行うこと、正義感を学んでいます。
アメリカの主なスポーツリーグは、
- メジャーリーグベースボール(野球)
- ナショナルフットボールリーグ(アメフト)
- ナショナルホッケーリーグ(ホッケー)
- ナショナルバスケットボールアソシエーション(バスケ)
の4つで、4大スポーツと言われ、幅広いメディアで放送され、特に人気があります。
今回はアメリカ人が楽しんでいる、
最も盛んな人気スポーツランキングベスト10
をお送りします!
※競技人口は、Statista の2016〜2017年の数字を参考にしています。
10位:陸上競技
年間 約412万人
陸上競技には、短距離、ハードル、跳躍、投てき、七種競技や十種競技などの混成競技があります。
アメリカは、男女共に、陸上競技イベントで頻繁に世界記録を樹立しています。
アメリカ国内の陸上競技イベントは、アメリカ陸上競技場によって管理されています。
そして、毎年、野外陸上選手権大会を開催しています。
陸上競技大会は、高校や大学のレベルでも推進されています。
中学では、クロスカントリークラブも盛んです!
9位:アイスホッケー
年間 約1,008万人
アイスホッケーは、アメリカの北東部や中西部など、冬が寒い地域で人気のスポーツです。
プロであるナショナル・ホッケー・リーグにより、南西部や南東部でも人気になりました。
アメリカのアイスホッケーは、高校のマイナーリーグ、メジャージュニアリーグの人口も多いです。
マイナーリーグは、アメリカン・ホッケー・リーグとイーストコースト・ホッケー・リーグの2リーグがあります。
アメリカン・ホッケー・リーグは30チーム、
イーストコースト・ホッケー・リーグは下部リーグに当たり、27チームあります。
プロフェッショナルリーグのナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)は、30チーム(アメリカ23、カナダ7)です。
スケートリンクのある町では、ホッケーのチームがあることが多いです。
そこでは小学生から中高生が、アイスホッケーのレッスンや試合を楽しんでいます。
9位とはいえ、かなりの人気スポーツです!
8位:バレーボール
年間 約1,171万人
バレーボールは、アメリカでは大学でよく行われているスポーツです。
ほとんどの高校やカレッジには女子バレーボールチームがあります。
多くの地域で、男子、女子チームの開発プログラムが組まれています。
教会やYMCAなどでは、ジュニアバレーボールの試合も盛んです。
現在、アメリカの学校で女性がするスポーツの第3位がバレーボールです。
オリンピックや国際バレーボール連盟主催のバレーボール世界選手権では、男子・女子代表がメダルも獲得しています。
そうそう、ビーチで行われるビーチバレーもアメリカで人気です!
7位:テニス
年間 約1,202万人
シングルス、ダブルス、混合ダブルスとありますが、アメリカではシングルスが最も人気があります。
アメリカテニス協会(UTSA)によって認可されたジュニアトーナメントでは、18歳以下の少年少女が参加します。
6歳から始めるプレイヤーもいるそうです。
ここでいい成績を収め、プロになる子達もいます。
テニスファンが一番盛り上がるのは、毎年8月頃に行われる全米オープンです。
ピート・サンプラス、ウィリアムズ姉妹、ブライアン兄弟など、長年にわたり大きな成功を収めています。
高校のクラブ活動でも、テニスは人気です!
6位:野球
年間 約1,396万人
世界で初めてプロ球団ができたのはアメリカです。
現在、30チームがメジャーリーグベースボール(MLB)に参加しています。
15チームはアメリカンリーグ、残りの15チームはナショナルリーグです。
傘下にはマイナーリーグベースボールがあり、傘下チームはアメリカ国内で200チーム以上。
7段階にクラス分けされています。
カレッジスポーツとしては余り人気はありませんが、マイナーリーグで活躍する人は多いです。
あとリトルリーグで野球をやる少年も多いです!
5位:サッカー
年間 約1,586万人
サッカー人気は少しずつ高まっています。
メジャー・リーグ・サッカー(MLS)のチーム数は2005年の10チームから、今は28チームへと拡大しています。
2023年にはもう1チーム追加され、29チームになる予定です。
第2部リーグの北米サッカーリーグと3部リーグUSLプロフェッショナルリーグは、2017年には合わせて60チームもあります。
女子サッカーも盛んです。
ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ(NWSL)というプロリーグがあり、10チームあります。
またカレッジサッカーからプロになる人もいます。
週末のスポーツとして、少年、少女共にサッカーは人気です。
試合をしていない週末はまずありません!
4位:アメリカンフットボール
年間 約1,709万人
アメリカンフットボールは、アメリカで最も人気のあるスポーツです。
参加者のほとんどは男性です。
ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は、32チームあり、平均テレビ視聴率が高いスポーツ番組です。
特にプレーオフのスーパーボウルは、毎年、年間最高視聴率を記録しています。
カレッジフットボール(NCAA)もとても人気があります。
プロのようにテレビで放送され、プロリーグがない州では特に盛り上がります。
高校のアメリカンフットボールでも、数千人の観客を集めるトップクラスの学校があります。
またレジェンズ・フットボール・リーグは女性だけのチームです。
ユニフォームがヘルメット、ショルダーパッド、エルボーパッド、ニーバッド、ガーター、スポーツブラ、パンツと、水着風です。
チーム数はアメリカが8チームです。
3位:ゴルフ
年間 約2,595万人
世界のゴルフ場の半分は、アメリカにあると言われています。
ゴルフのルールは、全米ゴルフ協会とR&A(※イギリス)によって設定され、管理されています。
アメリカでは、いくつかのTV局でプロゴルフのイベントが放送されています。
全米ゴルフ協会は、全米オープン、全米女子オープン、全米シニアオープンを含む3つの全国大会を開催しています。
アマチュア、ジュニア、シニアも参加することができます。
PGAツアーは、4つのトーナメントと世界ゴルフ選手権に備えたPGAツアーなどの選手権大会を毎年運営しています。
全米女子プロゴルフ協会は、最古の女子プロスポーツ組織で、大会も多く企画しています。
アメリカのゴルフは、社会のエリートに関連しており、多くの人が娯楽と考えています。
2位:水泳
年間 約2,660万人
水泳は、アメリカでは1880年代に競技スポーツになりました。
そしてアマチュア運動連合が、最初に認められた水泳の組織となりました。
アメリカの公立の学校には、普通、日本のようにプールはありません。
なので、水泳は家庭やスイミングスクールなどに通い、学ぶものです。
地域差はありますが、小学校卒業時には、ほとんどの子供が水泳をマスターしているようです。
水泳を学ぶ多くの子供達は、USAスイミングという団体のスイムチームに所属し、スイミングスクールで練習します。
スイムミートという大会が定期的にあり、記録を争います。
学校のクラブ活動に参加する若い水泳選手もいます。
国際的な選手権に登録する前に、大学である程度のレベルを身につける必要があります。
現在、アメリカは国際的な水泳競技大会で非常に優秀な成績を収めています!
1位:バスケットボール
年間 約3,093万人
バスケットボールは、アメリカ人にとても人気の高いスポーツです。
アメリカにいたカナダ人によって発明されましたが、アメリカ人の方がプレイしています。
ナショナルバスケットボールアソシエーション(NBA)は、男子プロリーグです。
30チームで構成され、オリンピックなどの国際大会でアメリカを代表しています。
女子バスケットボールリーグは、女子バスケットボール協会が管理しています。
所属チームは12チームです。
カレッジ(大学)バスケットボールもプロリーグに負けないぐらい人気があります。
ナショナル・カリッジエイト・アスレティック・アソシエーション(NCAA)、エヌ・シー・ダブル・エーとも呼ばれます。
NCAAは1部、2部、3部と3つに分かれています。
1部では国内チャンピオンを決定するため2つのトーナメントがあります。
1つは男性用、1つは女性用です。
男子大会は68チーム、女子大会は64チームが参加します。
高校のバスケットボールでは、アメリカの新聞であるUSA Todayが毎年、優秀な選手を選出しています。
- 男子高校生アスリート 1名
- コーチ・オブ・ザ・イヤー 1名
- 女子高校生アスリート 1名
- コーチ・オブ・ザ・イヤー 1名
アメリカでは小学校、中学校、高校、大学、国とあらゆるレベル、あらゆる年齢にわたってプレイされています!
まとめ
アメリカ人気スポーツ!最も盛んな競技人口ランキング10、いかがでしたでしょうか。
- 10位:陸上競技
- 9位:アイスホッケー
- 8位:バレーボール
- 7位:テニス
- 6位:野球
- 5位:サッカー
- 4位:アメリカンフットボール
- 3位:ゴルフ
- 2位:水泳
- 1位:バスケットボール
という結果でした。
以前、スポーツの記事で競技人口について書き、高校・大学と成人後の人気スポーツランキングを載せました。
それと見比べると…んー、微妙に違いますね?
前回あった成人後のウォーキングやジョギングは陸上競技には入ってないでしょうし、学校外の活動は含まれないだろうし。
これは集計の対象によって結果が変わってくる結果だと思いますので、だいたいの参考にしていただけたら幸いです。