アメリカ4大スポーツの1つ、 ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)は、アメリカに29チーム、カナダに1チームの合計30チームが所属しています。
その中で、どのチームがいちばん人気がある、愛されているチームなのか?
ランキング形式でいちばん不人気なチームまでご紹介します。
2024年に書かれたアメリカの記事から、
- NBA人気チームランキング(2024年度版)
- 今期面白くなる最も観るべきチーム
- 何年のどのチームが歴代最高?10チーム
と3本立てで、お楽しみ下さい。
NBA最も愛されているチームランキング
こちらのデータは、アメリカの意見を数値化しているYouGov Ratingsというサイトのものです。
NBAの各チームに肯定的な意見を持っている人の割合になります。
ランク | チーム名 | 好感度 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ロサンゼルス・レイカーズ | 90% | 49% |
2 | シカゴ・ブルズ | 90% | 48% |
3 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | 76% | 42% |
4 | ニューヨーク・ニックス | 87% | 39% |
5 | ダラス・マーベリックス | 75% | 39% |
6 | ボストン・セルティックス | 85% | 38% |
7 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 83% | 37% |
8 | ユタ・ジャズ | 76% | 37% |
9 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 73% | 37% |
10 | マイアミ・ヒート | 82% | 36% |
11 | サンアントニオ・スパーズ | 75% | 36% |
12 | オーランド・マジック | 74% | 35% |
13 | ヒューストン・ロケッツ | 76% | 35% |
14 | フェニックス・サンズ | 76% | 34% |
15 | オクラホマシティ・サンダー | 64% | 33% |
16 | クリーブランド・キャバリアーズ | 72% | 33% |
17 | ミルウォーキー・バックス | 70% | 33% |
18 | デンバー・ナゲッツ | 75% | 33% |
19 | トロント・ラプターズ | 69% | 32% |
20 | フィラデルフィア・セブンティシクサーズ | 77% | 32% |
21 | インディアナ・ペイサーズ | 70% | 32% |
22 | シャーロット・ホーネッツ | 69% | 32% |
23 | アトランタ・ホークス | 65% | 30% |
24 | メンフィス・グリズリーズ | 62% | 29% |
25 | デトロイト・ピストンズ | 77% | 29% |
26 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 68% | 29% |
27 | ワシントン・ウィザーズ | 69% | 29% |
28 | サクラメント キングス | 68% | 28% |
29 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 56% | 28% |
30 | ブルックリン・ネッツ | 63% | 27% |
1位はロサンゼルス・レイカーズ!
コービー・ブライアント、マジック・ジョンソンが所属していたロサンゼルス・レイカーズは、レイカーネーションと呼ばれる大規模なファンベースを持っています。
レイカーズの試合は常にほぼ満席です。
僅差で2位は、シカゴ・ブルズ!
マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペンが所属していたシカゴ・ブルズは、昨年の1位から落ちました。
象徴的な雄牛のロゴと、赤と黒のチームカラーは、世界中のスポーツ界で最も強力なブランドのひとつです。
3位はゴールデンステート・ウォリアーズ!
W’s、ダブスというニックネームを持つゴールデンステート・ウォリアーズは、シーズン最多勝利数、ポストシーズンの最高成績など、いくつかのNBA記録を保持しています。
現役の人気選手は、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンです。
NBAのトップソーシャルメディアアカウントを持つのは、ロサンゼルス・レイカーズです。
Facebookのいいね数は2,100万、Instagramのフォロワーは1,620万人、Twitterでも最もフォロワー数の多い970万人です。
2位のゴールデンステート・ウォリアーズはInstagramフォロワー数で知られ、他よりも40万人ほど多い1,660万人です。
Facebookのいいね数は1,100万、Twitterのフォロワー数は670万人です。
3位はシカゴ・ブルズ、Facebookのいいね数は1,700万、Instagramのフォロワーは600万人、Twitterのフォロワー数は430万人です。
参考:The Most Popular Basketball Teams
Top NBA Social Media Accounts
今期(2024-25年)最も観るべき面白くなるNBAチーム
2024年10月にスポーツチャンネルで発表された、30チームのパワーランキングです。
1位:ボストン・セルティックス
ボストン・セルティックスは年間を通じて最高のチームでした。
シーズン全体で 3 回しか負けていません。
ほぼ全てのコアメンバーを維持するという堅実さもありました。
2018年のゴールデン・ステート・ウォリアーズ以来初めて連覇を目指しています。
2位:オクラホマシティ・サンダー
若手成長チームから本物の優勝候補へと変貌を遂げたオクラホマシティ・サンダーにとって、今シーズンは重要なシーズンとなるでしょう。
シェイ・ギルジャス=アレクサンダーが昨年のMVPのようなシーズンを続け、ジェイレン・ウィリアムズとチェット・ホルムグレンの成長も加われば、60勝以上を難なく達成できるはずです。
3位:ダラス・マーベリックス
ダラス・マーベリックスには、地球上で最もすごい選手の2人、カイリー・アービングとルカ・ドンチッチがいます。
4度の優勝経験を持ち、史上最高の3ポイントシューターの1人であるクレイ・トンプソンも加わりました。
クレイがゴールデンステート時代のような選手になるかは分かりませんが、優勝経験と1試合に15~20得点は提供できるでしょう。
ルカが最高のコンディションを取り戻し、疲労や怪我を避けることができれば、ファイナルの可能性は更に高まります。
4位:ニューヨーク・ニックス
ボストン・セルティックスにとって最大の脅威となり得るチームです。
20得点を挙げる能力のある3&D選手であるミカル・ブリッジズという新たなピースが加わり、ニューヨーク・ニックスのキングであるジェイレン・ブランソンも契約を延長しました。
5位:フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
フィラデルフィア・セブンティシクサーズはポール・ジョージを獲得し、をコンスタントに20〜25点を獲得できるようになりました。
昨シーズンをスーパースターのジョエル・エンビッドなしで16勝27敗で終えたことを考えると、全ポジションの層を厚くすることはとても重要です。
6位:ミネソタ・ティンバーウルブズ
ニューヨークでスターだったパワーフォワードのジュリアス・ランドルとドンテ・ディビンチェンゾを獲得し、攻撃力が増加しました。
ランドルとルディ・ゴベアが上手くいくかは未知数です。
7位:デンバー・ナゲッツ
クリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソン、ジュリアン・ストローザーなどの若手選手の成長が鍵です。
3度MVPになったニコラ・ヨキッチが怪我なく活躍し、ジャマール・マレーが契約延長にサインしている限り、ナゲッツは自動的に優勝候補になるでしょう。
8位:ミルウォーキー・バックス
ミルウォーキー・バックスは、怪我、チームの相性、コーチの交代など、波乱に満ちた昨シーズンから立ち直ろうとしています。
昨シーズンのデイミアン・リラードがただの不調で、2年連続の怪我に悩まされたクリス・ミドルトンが健康を維持できれば可能です。
もう一つの懸念は、バックスのコアメンバーの年齢です。
9位:フェニックス・サンズ
復活のシーズンを迎えるでしょう。
タイアス・ジョーンズとモンテ・モリスの加入は、選手層の薄さとポイントガードのプレーの弱さをカバーします。
36歳ケビン・デュラントの健康状態が良ければ、可能性があります。
10位:インディアナ・ペイサーズ
パリ五輪出場のタイリース・ハリバートンの負傷は大したことがなかったのは幸いでした。
ペイサーズは、イースタンカンファレンス決勝に進出した昨シーズンの素晴らしい成績に続き、さらに上を目指しています。
タイリースが2023年シーズン中に見せたMVP級のプレーに戻ることができれば、チャンスがあります。
11位〜30位は一覧表で
ランク | チーム名 |
---|---|
11 | クリーブランド・キャバリアーズ |
12 | オーランド・マジック |
13 | サクラメント・キングス |
14 | メンフィス・グリズリーズ |
15 | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
16 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
17 | ロサンゼルス・レイカーズ |
18 | ヒューストン・ロケッツ |
19 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
20 | マイアミ・ヒート |
21 | サンアントニオ・スパーズ |
22 | アトランタ・ホークス |
23 | シカゴ・ブルズ |
24 | トロント・ラプターズ |
25 | ユタ・ジャズ |
26 | シャーロット・ホーネッツ |
27 | デトロイト・ピストンズ |
28 | ワシントン・ウィザーズ |
29 | ブルックリン・ネッツ |
30 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
好感度とはまた違って、面白いですね!
参考:2024-2025 NBA Power Rankings Training Camp Edition
最後に史上最高のNBAチーム10をお送りします。
NBA歴代最高のチームランキング10
こちらは10位から発表します。
10位: クリーブランド・キャバリアーズ(2015-16)
デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークス、トロント・ラプターズを破って決勝進出を決め、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのオールスター・トリオの強力なゴールデンステート・ウォリアーズと対決しました。
ウォリアーズが先に2勝、キャバリアーズが1勝、またウォリアーズが1勝。
その後キャバリアーズが続けて3勝し、4勝3敗で勝利を勝ち取りました。
1勝3敗からの逆転優勝はNBAファイナル史上初です。
9位:フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(1966-67)
完璧なスタートでレギュラーシーズンを制覇しました。
プレーオフはボストン・セルティックスに4勝1敗で大勝し、8度のディフェンディング・チャンピオンの座を奪うことに成功しました。
決勝のサンフランシスコ・ウォリアーズは6試合で破り、意気揚々とNBAチャンピオンシップ獲得となりました。
8位: ロサンゼルス・レイカーズ(2000-01)
ウエスタン・カンファレンスでレイカーズは、ポートランド・トレイルブレイザーズ、サクラメント・キングス、サンアントニオ・スパーズとの試合を11勝全勝でファイナルに進出しました。
プレーオフを11戦全勝で勝ち上がったのはリーグ史上2チーム目です。
フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのファイナルは、2戦目は落としましたが、4勝1敗で優勝しています。
レイカーズのポストシーズン15勝1敗(勝率93.8%)は歴代最高の勝率です。
7位: ロサンゼルス・レイカーズ(1986-87)
マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ジェームズ・ウォージーの3スターが活躍したこの年のロサンゼルス・レイカーズは、NBA史上で最も象徴的なチームの1つでした。
対戦相手を一掃してNBA ファイナルに進み、ボストン・セルティックスと対戦しました。
6試合を行い、レイカーズが4勝2敗で優勝しました。
マジック・ジョンソンは、MVPに選ばれています。
6位: シカゴ・ブルズ(1990-91)
マイケル・ジョーダンに最初のタイトルをもたらしたチームです。
レギュラーシーズンの勝利数は特筆すべきものではありませんが、プレーオフのパフォーマンスは本当に素晴らしいものでした。
イースタン・カンファレンスでニューヨーク・ニックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、デトロイト・ ピストンズを11勝1敗で破りました。
そしてファイナルでは、マジック・ジョンソンとロサンゼルス・レイカーズを 5 試合で制覇しました。
5位:ボストン・セルティックス(1985-86)
この年のボストン・セルティックスは、史上最高のNBAチームの1つと言えました。
ラリー・バード、ケビン・マクヘイルとロバート・パリッシュは史上最強のフロントラインと呼ばれていました。
ビッグ・スリーにビル・ウォルトンを加え、セルティックスは快進撃、シーズンの勝率は8割を超え、ヒューストン・ロケッツとのファイナルは4勝2敗で勝利し、バードがMVPに選ばれました。
4位:ロサンゼルス・レイカーズ(1971-72)
この年は、3人の有能な殿堂入り選手が安定した形でリーダーシップを発揮していました。
プレーオフファイナルの相手は、8度ファイナルで敗退させられているニューヨーク・ニックスでした。
初戦は負けたものの、その後4連勝し、17シーズンぶりにレイカーズが悲願の優勝を果たしました。
ファイナルMVPはレイカーズのウィルト・チェンバレンが初受賞しています。
3位:ミルウォーキー・バックス(1970-71)
この年のバックスは、点取りカリームと4人のスター選手が堅実な守りを見せました。
カリーム・アブドゥル=ジャバーは2年目でしたが、MVPを受賞しています。
プレーオフでは2敗しただけで、準決勝では強力なロサンゼルス・レイカーズを破り、ファイナルではボルティモア・ブレッツを4連勝で負かしています。
1968年新設のチームが3年で優勝するという、リーグ史上最短の記録です。
2位:シカゴ・ブルズ(1995-96)
1995-96年のシカゴ・ブルズを最高のチームだと考える人は多いです。
レギュラーシーズンで70勝し、NBAファイナルを制覇した唯一のチームです。
マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンがNBAオールスターゲームに選ばれ、ジョーダンは平均30.4得点で得点王にヘッドコーチのフィル・ジャクソンがコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。かつての宿敵デトロイト・ピストンズでプレーしていたデニス・ロッドマンがサンアントニオ・スパーズから移籍してきてリーグ最強の3人組として注目を集めた。また、欧州出身の長身シューターであるトニー・クーコッチ、優秀なディフェンダーであるロン・ハーパーも陰からチームを支えた。
1995-96シーズンのシカゴ・ブルズ
1位:ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2016-17)
この年のウォリアーズは史上最も最強なチームでした。
ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンがチームの4大スターです。
プレーオフでは、ファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに1敗しただけ、16勝1敗というリーグ史上最も並外れた記録を残しています。
参考:The 10 Best NBA Teams Of All Time
まとめ
NBA人気チームランキング【2024】今期注目や歴代最高チームも、いかがでしたでしょうか。
- 好感度では、
- 1位:ロサンゼルス・レイカーズ
- 2位:シカゴ・ブルズ
- 3位:ゴールデンステート・ウォリアーズ
- 今期の注目では、
- 1位:ボストン・セルティックス
- 2位:オクラホマシティ・サンダー
- 3位:ダラス・マーベリックス
- 歴代のチームでは、
- 1位:ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2016-17)
- 2位:シカゴ・ブルズ(1995-96)
- 3位:ミルウォーキー・バックス(1970-71)
(それぞれベスト3だけ)という結果でした。
来年はどうなるか、楽しみですね!