NFLの選手と言えば、巨体、大きな体を連想しませんか?
そしてその身体に備わっている、素晴らしいスタミナと、脚の速さ!
選手になるには、どのくらいの身長が必要なのかしら?
背の低い選手もいる??
ポジションによっては、低身長でもイケるとか?
色々な疑問がわきますね、こちらの記事では、
- NFL選手ポジション別の平均身長と体重
- 一般男性や他のスポーツと比べると?
- 最も背が高い、低いNFL選手は?
- 最も体重が重い、軽いNFL選手は?
にズバリお答えします!
NFL選手ポジション別の平均身長と体重
2014年のCNNの調査によると、平均的なNFLプレイヤーの身長は74インチ (188cm)、体重は216ポンド (98kg) です。
平均的なアメリカ人男性の身長は69.3インチ (176cm)なので、かなり高めです。
一方、MLB 野球選手の平均身長は75インチ (191cm) 、NBA バスケットボール選手の平均身長は78インチ (198cm) なので、スポーツ選手としては高い方ではありません。(2019年)
ではポジション別に見ていきましょう。
最後に表にもまとめています
オフェンス
身長のイメージはこんな感じです。
詳しい数値はこちら↓
クォーターバック(QB)
クォーターバックは、背が高い方が有利です。
殿堂入りしている偉大なクォーターバック、ペイトン・マニングは身長が196cmありました。
アメリカ史上最も偉大なアスリートとされるトム・ブレイディは193cmです。
一方で、ダグ・フルーティは178cmと小柄でしたが、抜群の運動神経で縦横無尽に動き回るスタイルで、21年間プロリーグでプレイしました。
ランニングバック(RB)
ランニングバックは、体の小さい選手に好まれるポジションです。
背が低く重心も低いため、対戦相手は効果的なハンドリングが難しくなります。
典型的な例は、殿堂入りしているバリー・サンダースで、彼の身長は172.7cmです。
ワイドレシーバー(WR)
ワイドレシーバーは高さが必要なポジションです。
背の高い選手は、背の低いディフェンスよりも高い位置で移動して、高めのパスをキャッチすることができます。
ただし背が高過ぎて機敏に動けないとなれば、マイナスです。
タイトエンド(TE)
タイトエンドは相手のパスを効果的にブロックするため、巨体が必要です。
走るのも短距離なので、大きな体が有利です。
NFL史上初めて最多TDレシーブを記録したロブ・グロンコウスキーは、身長198cmの体重111kgでした。
フルバック(FB)
フルバックは、相手の選手にブロックで対応するパワーとスピードが必要です。
オフェンシブライン(OL)
オフェンシブラインは、少なくとも185cmの高さがある傾向があります。
効果的にプレイするには、時には2mを超える身長が必要です。
ディフェンス
こんな感じです。
詳しい数値はこちら↓
ディフェンシブタックル(DT)
ディフェンシブタックルは、相手と真正面から力勝負をするため、パワーがある巨体が有利です。
ディフェンシブエンド(DE)
ディフェンシブエンドは、ディフェンシブタックルに比べると、パワーだけでなくスピードも求められるポジションです。
ラインバッカー(LB)
ラインバッカーは身長・体重に関して言えば、平均的なポジションです。
体格は大きく、スピードがあるのが理想です。
ディフェンシブバック(DB)
ディフェンスバックは、瞬時に方向転換をする機敏な動きが必要なため、小柄な選手が好まれます。
スペシャルチーム
一般アメリカ人男性、日本人男性も入れてみました。
ちなみに日本人男性の平均身長は、171.5cmです。
キッカー(K)
キッカーはキックをするだけのポジションですが、プレッシャーが高く、アメリカでは一番就きたくない仕事と言われています。
成功率91%のダン・ベイリーの身長は183cmで、まさに平均です。
パンター(P)
強いキック力が必要なパンターは、身体が小さくても可能なポジションです。
ロングスナッパー(LS)
ロングスナッパーは名前の通り、長い距離をスナップする能力が求められます。
身長よりも正確性とスピードが大事です。
参考:What Is The Average Height Of NFL Player Based On Positions?
※ここで使われている写真は全て:©️Wikimedia Commons/画像に変更を加えておりません
次はNFLの歴代高低身長・最重軽量選手です!
NFLの歴代高身長・低身長・最重量・最軽量選手
- 最も背が高いNFL選手は誰?
- 最も背が低いNFL選手は誰?
- 最も体重が重いNFL選手は誰?
- 最も体重が軽いNFL選手は誰?
最も背が高いNFL選手は誰?
リチャード・スライという選手で、身長は213cm、体重は136kgでした。
1967年にオークランド・レイダースで1シーズンだけプレイしました。
出場したのは8試合、スーパーボウルでもベンチ入りしました。
2008年に64歳で亡くなっていますが、フットボールフィールドに足を踏み入れた、最も背の高い男として永遠に生き続けるでしょう。
ちなみに2番目に高いのは、マット・オドネル、211cmです
最も背が低いNFL選手は誰?
ジャック・シャピロという選手で、身長は155cm、体重は54kgでした。
1929年にニューヨークのスタテンアイランド・ステープルトンズに所属し、ポジションはフルバック。
プレイしたのは1試合だけでした。
2001年に93歳で亡くなっています。
最も体重が重いNFL選手は誰?
アーロン・ギブソンという選手で、身長は198cm、体重は186kgでした。
1999〜2004年に3つのチームに所属し、ポジションはオフェンシブタックルでした。
プレイしたのは34試合。
高校時代は200kgを超えていたそうです。
最も体重が軽いNFL選手は誰?
ジェラルド・マクニールという選手で、身長は170cm、体重は64kgでした。
1986〜1990年に2つのチームに所属し、ポジションはワイドレシーバー、リターンスペシャリストでした。
1987年にはプロボウルにも出場しました。
体が小さくて掴みにくいことから「アイスキューブ」というあだ名がありました。
まとめ
NFL選手の平均身長と体重【ポジション別】最高・低・重・軽選手も、いかがでしたでしょうか。
表にまとめました。
平均身長cm | 平均体重kg | |
---|---|---|
クォーターバック | 192 | 102 |
ランニングバック | 180 | 97 |
ワイドレシーバー | 184 | 91 |
タイトエンド | 194 | 115 |
フルバック | 184 | 111 |
オフェンシブライン | 195 | 143 |
ディフェンシブタックル | 191 | 140 |
ディフェンシブエンド | 193 | 127 |
ラインバッカー | 188 | 111 |
ディフェンシブバック | 182 | 91 |
キッカー | 183 | 92 |
パンター | 187 | 97 |
ロングスナッパー | 189 | 111 |
NFL全体 | 188 | 98 |
一般アメリカ人男性 | 176 | 90 |
一般日本人男性 | 172 | 64 |
- 最も背が高い選手は、リチャード・スライ、身長は213cm、体重は136kg
- 最も背が低い選手は、ジャック・シャピロ、身長は155cm、体重は54kg
- 最も体重が重い選手は、アーロン・ギブソン、身長は198cm、体重は186kg
- 最も体重が軽い選手は、ジェラルド・マクニール、身長は170cm、体重は64kg
でした。
日本人男性平均は、最も体重が軽い選手に近いですね!
調べていて、とても面白い結果でした。
平均身長はやはり見上げるほど高かった!