NBA人気チームランキング【2023】今期注目や歴代最高チームも

アメリカ4大スポーツの1つ、 ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)は、アメリカに29チーム、カナダに1チームの合計30チームが所属しています。

その中で、どのチームがいちばん人気がある、愛されているチームなのか?
ランキング形式でいちばん不人気なチームまでご紹介します。

2023年に書かれたアメリカの記事から、

  • NBA人気チームランキング(2023年度版)
  • 今期面白くなる最も観るべきチーム
  • 何年のどのチームが歴代最高?10チーム

と3本立てで、お楽しみ下さい。

目次

NBA最も愛されているチームランキング

こちらのデータは、アメリカの意見を数値化しているYouGov Ratingsというサイトのものです。
NBAの各チームに肯定的な意見を持っている人の割合になります。

スクロールできます
ランクチーム好感度人気
1シカゴ・ブルズ91%47%
2ロサンゼルス・レイカーズ90%47%
3ボストン・セルティックス89%47%
4ゴールデンステート・ウォリアーズ80%46%
5クリーブランド・キャバリアーズ81%40%
6オーランド・マジック79%39%
7フィラデルフィア・セブンティシクサーズ78%38%
8ニューヨーク・ニックス88%38%
9フェニックス・サンズ78%37%
10マイアミ・ヒート86%37%
11デンバー・ナゲッツ79%36%
12デトロイト・ピストンズ78%36%
13ロサンゼルス・クリッパーズ78%36%
14ダラス・マーベリックス73%35%
15ユタ・ジャズ75%35%
16ポートランド・トレイルブレイザーズ73%34%
17インディアナ・ペイサーズ73%34%
18ヒューストン・ロケッツ75%34%
19サンアントニオ・スパーズ77%34%
20トロント・ラプターズ68%33%
21ミネソタ・ティンバーウルブズ69%33%
22アトランタ・ホークス71%33%
23サクラメント キングス70%33%
24ミルウォーキー・バックス70%32%
25シャーロット・ホーネッツ68%31%
26オクラホマシティ・サンダー60%31%
27ニューオーリンズ・ペリカンズ59%29%
28メンフィス・グリズリーズ63%29%
29ブルックリン・ネッツ65%28%
30ワシントン・ウィザーズ63%28%

1位はシカゴ・ブルズ
マイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペンが所属していたシカゴ・ブルズは、前年に続いてナンバーワンです。
象徴的な雄牛のロゴと、赤と黒のチームカラーは、世界中のスポーツ界で最も強力なブランドのひとつです。

僅差で2位は、ロサンゼルス・レイカーズ
コービー・ブライアント、マジック・ジョンソンが所属していたロサンゼルス・レイカーズは、レイカーネーションと呼ばれる大規模なファンベースを持っています。
レイカーズの試合は常にほぼ満席です。

3位はボストン・セルティックス
チームのタフさと回復力は、ボストンそのものの象徴となっています。
ビル・ラッセル、ラリー・バードのようなレジェンド達と共に、17回の優勝という記録を残しています。
レイカーズとのライバル関係はNBA最大で、盛り上がるチームです。

ソーシャルメディアでのランキング

最もフォロワーを持つのは、5,200万人越えのロサンゼルス・レイカーズです。
Facebookのフォロワー数も2,150万人以上でトップ、Twitterでも最もフォローされているチームです。

2位のゴールデンステート・ウォリアーズは膨大なInstagramフォロワー数で知られ、他よりも400万人ほど多いです。
またTikTokも活用していて、NBAでトップです。

3位はシカゴ・ブルズ、4位はマイアミ・ヒートで、どちらも2,500万人以上のフォロワーがいます。

参考:The Most Popular Basketball Teams (Q2 2023)

今期(2023-24年)最も観るべき面白くなるNBAチーム

2023年10月にスポーツチャンネルで発表された、30チームのパワーランキングです。

1位:ミルウォーキー・バックス

Erik Drost, CC BY 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/2.0>, via Wikimedia Commons
デイミアン・リラード

マイアミ・ヒートへの移籍を望んでいたデイミアン・リラードをポートランド・トレイルブレイザーズ、ミルウォーキー・バックス、フェニックス・サンズの3チームが絡む大型トレードで獲得。
リラード、パット・コノートン、クリス・ミドルトン、ヤニス・アデトクンボ、ブルック・ロペスというスター選手がいるバックスは、NBAで勝つことの出来るチームです!

2位:デンバー・ナゲッツ

重要メンバーを何人か失いました。
プレイオフでナゲッツの守備に大きく貢献したブルース・ブラウンは、インディアナ・ペイサーズへ、ヒューストン・ロケッツに行ったジェフ・グリーンも、シュートと良いディフェンスを提供した選手でした。
ナゲッツはクリスチャン・ブラウンがこの穴を埋めることを期待しており、実際、非常に有能な選手です。ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、マイケル・ポーター・ジュニア、アーロン・ゴードン、ケンテイビアス・コールドウェル=ポープに期待です。

3位:ロサンゼルス・レイカーズ

オースティン・リーブスと八村塁をキープした上で、ゲイブ・ビンセント、トーリアン・プリンス、キャム・レディッシュ、ジャクソン・ヘイズ、クリスチャン・ウッドと、最高のフリーエージェント獲得を享受しました。
鍵となるのはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスで、彼らが健康ならば、西地区で優勝できるでしょう。

4位:ボストン・セルティックス

All-Pro Reels, CC BY-SA 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0>, via Wikimedia Commons
ドリュー・ホリデー

グラント・ウィリアムズはダラス・マーベリックスに、マーカス・スマートはメンフィス・グリズリーズに移籍し、セルティックスのディフェンスは一段階か二段階下がることになるかもしれません。
クリスタプス・ポルジンギスは攻撃面での活躍に貢献していますが、前十字靭帯損傷以来、守備面では明らかに精彩を欠いています。
一方、ドリュー・ホリデーはまさにセルティックスが必要としていた人材で、プレーオフシリーズの最後の数試合では苦戦していましたが、今後に期待できるでしょう。

5位:フェニックス・サンズ

ブラッドリー・ビールの加入により、サンズが攻撃面に力を入れているのは間違いありません。
フリーエージェントでエリック・ゴードン、渡邊雄太、ケイタ・ベイツ=ディアップと契約、ユスフ・ヌルキッチとグレイソン・アレンと引き換えにディアンドレ・エイトンをポートランドに送り込みました。
サンズの懸念は、ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールが所属、スーパースターが少し余っていることです。

6位:ダラス・マーベリックス

カイリー・アービングを獲得するため、マーベリックスはペリメーターディフェンダーのひとりであるドリアン・フィニー=スミスをブルックリン・ネッツへと移籍させました。
シュート力も不足していたので、セス・カリーとグラント・ウィリアムズも迎え入れました。
ジェイソン・キッドが2021-2022年のように選手を指導できれば、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルに直ぐに戻れるでしょう。

7位:フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

ヘッドコーチのドック・リバースを解雇し、ニック・ナースを迎え入れました。
ジョエル・エンビードは素晴らしい成績を収め、初のMVPを獲得しましたが、プレーオフが始まるとセカンドラウンドの壁を超えられません。
またジェームズ・ハーデンはトレードを要求しています。
ケリー・ウーブレ・ジュニア、パトリック・ベバリー、モハメッド・バンバは堅実な戦力補強ですが、エンビードと組める選手が必要です。

8位:サクラメント・キングス

Alexander Jonesi, CC BY-SA 2.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0>, via Wikimedia Commons
キーガン・マレー

キングスは昨シーズン、チーム史上最高のオフェンスシーズンを記録し、NBA界に衝撃を与えました。
年間最優秀コーチのマイク・ブラウンの下、どうこれを維持し、更に改善するのが課題です。
2年目のキーガン・マレーが成長すれば、今後何年にもわたってプレーオフの主軸となるでしょう。
ハリソン・バーンズ、ケビン・ハーター、ドマンタス・サボニスにも期待です。

9位:ロサンゼルス・クリッパーズ

クリッパーズが勢いを増すたびに、カワイ・レナードかポール・ジョージのどちらかが長期離脱するようです。
両スターとも32歳を超えており、さらなる負荷管理が必要であることから、この状況は変わる必要があります。
ポイントガードの層を強化するために、シーズン途中でボーンズ・ハイランドとラッセル・ウェストブルックを獲得しました。
クリッパーズはまだトップチームと争える立場にはありません。

10位:ゴールデンステート・ウォリアーズ

ウォリアーズはラインナップが少ないと批判されていますが、勝つことに問題はありません。
6フィートのクリス・ポールを仲間にすることで、これを倍増させました。
ウォリアーズは、遅かれ早かれ若手が影響を与え始める必要があります。
前回、タイトル獲得の違いを生み出す存在としてステップアップしたのはジョーダン・プールでした。
次は?ジョナサン・クミンガが模索しているようです。

11位〜30位は一覧表で

ランクチーム名
11オクラホマシティ・サンダー
12メンフィス・グリズリーズ
13ニューヨーク・ニックス
14ニューオーリンズ・ペリカンズ
15マイアミ・ヒート
16クリーブランド・キャバリアーズ
17ブルックリン・ネッツ
18ミネソタ・ティンバーウルブズ
19ユタ・ジャズ
20アトランタ・ホークス
21ヒューストン・ロケッツ
22ポートランド・トレイルブレイザーズ
23インディアナ・ペイサーズ
24シカゴ・ブルズ
25トロント・ラプターズ
26デトロイト・ピストンズ
27オーランド・マジック
28ワシントン・ウィザーズ
29サンアントニオ・スパーズ
30シャーロット・ホーネッツ
MAKI

好感度とはまた違って、面白いですね!

参考:2023-2024 NBA Power Rankings and Season Preview

最後に史上最高のNBAチーム10をお送りします。

NBA歴代最高のチームランキング10

こちらは10位から発表します。

10位: クリーブランド・キャバリアーズ(2015-16)

レギュラーシーズン成績:57勝25敗
プレーオフ成績:16勝5敗

デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークス、トロント・ラプターズを破って決勝進出を決め、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのオールスター・トリオの強力なゴールデンステート・ウォリアーズと対決しました。

ウォリアーズが先に2勝、キャバリアーズが1勝、またウォリアーズが1勝。
その後キャバリアーズが続けて3勝し、4勝3敗で勝利を勝ち取りました。

1勝3敗からの逆転優勝はNBAファイナル史上初です。

9位:フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(1966-67)

レギュラーシーズン成績:68勝13敗
プレーオフ成績:11勝4敗

完璧なスタートでレギュラーシーズンを制覇しました。

プレーオフはボストン・セルティックスに4勝1敗で大勝し、8度のディフェンディング・チャンピオンの座を奪うことに成功しました。
決勝のサンフランシスコ・ウォリアーズは6試合で破り、意気揚々とNBAチャンピオンシップ獲得となりました。

8位: ロサンゼルス・レイカーズ(2000-01)

レギュラーシーズン成績:56勝26敗
プレーオフ成績:15勝1敗

ウエスタン・カンファレンスでレイカーズは、ポートランド・トレイルブレイザーズ、サクラメント・キングス、サンアントニオ・スパーズとの試合を11勝全勝でファイナルに進出しました。
プレーオフを11戦全勝で勝ち上がったのはリーグ史上2チーム目です。

フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのファイナルは、2戦目は落としましたが、4勝1敗で優勝しています。

レイカーズのポストシーズン15勝1敗(勝率93.8%)は歴代最高の勝率です。

7位: ロサンゼルス・レイカーズ(1986-87)

レギュラーシーズン成績:65勝17敗
プレーオフ成績:15勝3敗

マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ジェームズ・ウォージーの3スターが活躍したこの年のロサンゼルス・レイカーズは、NBA史上で最も象徴的なチームの1つでした。

対戦相手を一掃してNBA ファイナルに進み、ボストン・セルティックスと対戦しました。
6試合を行い、レイカーズが4勝2敗で優勝しました。

マジック・ジョンソンは、MVPに選ばれています。

6位: シカゴ・ブルズ(1990-91)

レギュラーシーズン成績:61勝21敗
プレーオフ成績:15勝2敗

マイケル・ジョーダンに最初のタイトルをもたらしたチームです。
レギュラーシーズンの勝利数は特筆すべきものではありませんが、プレーオフのパフォーマンスは本当に素晴らしいものでした。

イースタン・カンファレンスでニューヨーク・ニックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、デトロイト・ ピストンズを11勝1敗で破りました。
そしてファイナルでは、マジック・ジョンソンとロサンゼルス・レイカーズを 5 試合で制覇しました。

5位:ボストン・セルティックス(1985-86)

レギュラーシーズン成績:67勝15敗
プレーオフ成績:15勝3敗

この年のボストン・セルティックスは、史上最高のNBAチームの1つと言えました。
ラリー・バード、ケビン・マクヘイルとロバート・パリッシュは史上最強のフロントラインと呼ばれていました。

ビッグ・スリーにビル・ウォルトンを加え、セルティックスは快進撃、シーズンの勝率は8割を超え、ヒューストン・ロケッツとのファイナルは4勝2敗で勝利し、バードがMVPに選ばれました。

4位:ロサンゼルス・レイカーズ(1971-72)

レギュラーシーズン成績:69勝13敗
プレーオフ成績:12勝3敗

この年は、3人の有能な殿堂入り選手が安定した形でリーダーシップを発揮していました。

プレーオフファイナルの相手は、8度ファイナルで敗退させられているニューヨーク・ニックスでした。
初戦は負けたものの、その後4連勝し、17シーズンぶりにレイカーズが悲願の優勝を果たしました。

ファイナルMVPはレイカーズのウィルト・チェンバレンが初受賞しています。

3位:ミルウォーキー・バックス(1970-71)

レギュラーシーズン成績:66勝16敗
プレーオフ成績:12勝2敗

この年のバックスは、点取りカリームと4人のスター選手が堅実な守りを見せました。
カリーム・アブドゥル=ジャバーは2年目でしたが、MVPを受賞しています。

プレーオフでは2敗しただけで、準決勝では強力なロサンゼルス・レイカーズを破り、ファイナルではボルティモア・ブレッツを4連勝で負かしています。

1968年新設のチームが3年で優勝するという、リーグ史上最短の記録です。

2位:シカゴ・ブルズ(1995-96)

レギュラーシーズン成績:72勝10敗
プレーオフ成績:15勝3敗

1995-96年のシカゴ・ブルズを最高のチームだと考える人は多いです。
レギュラーシーズンで70勝し、NBAファイナルを制覇した唯一のチームです。

マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンがNBAオールスターゲームに選ばれ、ジョーダンは平均30.4得点で得点王にヘッドコーチのフィル・ジャクソンがコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。かつての宿敵デトロイト・ピストンズでプレーしていたデニス・ロッドマンがサンアントニオ・スパーズから移籍してきてリーグ最強の3人組として注目を集めた。また、欧州出身の長身シューターであるトニー・クーコッチ、優秀なディフェンダーであるロン・ハーパーも陰からチームを支えた。

1995-96シーズンのシカゴ・ブルズ

1位:ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2016-17)

ズン成績:67勝15敗
プレーオフ成績:16勝1敗

この年のウォリアーズは史上最も最強なチームでした。
ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンがチームの4大スターです。

プレーオフでは、ファイナルでクリーブランド・キャバリアーズに1敗しただけ、16勝1敗というリーグ史上最も並外れた記録を残しています。

参考:The 10 Best NBA Teams Of All Time

まとめ

NBA人気チームランキング【2023】今期注目や歴代最高チームも、いかがでしたでしょうか。

  • 好感度では、
    • 1位:シカゴ・ブルズ
    • 2位:ロサンゼルス・レイカーズ
    • 3位:ボストン・セルティックス
  • 今期の注目では、
    • 1位:ミルウォーキー・バックス
    • 2位:デンバー・ナゲッツ
    • 3位:ロサンゼルス・レイカーズ
  • 歴代のチームでは、
    • 1位:ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2016-17)
    • 2位:シカゴ・ブルズ(1995-96)
    • 3位:ミルウォーキー・バックス(1970-71)

(それぞれベスト3だけ)という結果でした。

来年はどうなるか、楽しみです。

NBAについての記事

よかったらシェアしてね!
目次