2022年MLBチームに在籍している現役の全選手のデータ(身長・体重の記載のある1028人)を集め、ポジション別に集計しました!
日本のプロ野球選手との比較もしています
こちらの記事では、
- MLB選手ポジション別の平均身長と体重
- 一般男性や他のスポーツ、日本のプロ野球選手と比べると?
- 最も背が高い、低いMLB選手は?
- 最も体重が重い、軽いMLB選手は?
ということが分かります。
MLB選手ポジション別の平均身長と体重
BASEBALL REFERENCEの2022年現役のMLB選手1028人のデータを集計したところ、
MLBプレイヤーの
平均身長は 74インチ (188cm)
平均体重は 207ポンド (94kg)
です。
平均的なアメリカ人男性の身長は69.3インチ (176cm)なので、かなり高めです。
一方、NFL アメフト選手の平均身長は74インチ (188cm) 、NBA バスケットボール選手の平均身長は78インチ (198cm) なので、スポーツ選手としては特に高いとは言えません。
ちなみに、日本のプロ野球選手の平均身長は181cm、体重は85kgです。
アメリカの方がやはり大きいですね
ではポジション別に見ていきましょう。
投手
アメリカでは先発、救援と2種類で登録されています。
先発投手、スターティングピッチャー(SP)
救援投手、リリーフピッチャー(RP)
身長も体重もほぼ同じですね。
日本のプロ野球選手は平均身長182cm、体重86kgです。
日米共に投手は平均よりも少し高めのようです。
先発投手のショーン・ジェリー選手です。
身長は83インチ=約210.8cm。
サンフランシスコ・ジャイアンツ所属の28歳です。
先発投手のアレク・マノア選手です。
体重は285ポンド=約129.3kg。
トロント・ブルージェイズ所属の24歳です。
捕手
捕手、キャッチャー(C)
投手、全体平均よりも低め、重めです。
日本のプロ野球選手は平均身長178cm、体重85kgです。
日本も低めですが、重さは平均です。
内野手
内野の守備をする、一塁手、二塁手、遊撃手、三塁手になります。
一塁手、ファースト(1B)
二塁手、セカンド(2B)
遊撃手、ショート(SS)
三塁手、サード(3B)
全体平均よりも低め、軽めですが、一塁手だけは高身長、それに伴う体重重めです。
日本のプロ野球選手は平均身長179cm、体重84kgです。
日本は少しだけ身長低めです。
3人います、皆二塁手で、身長は66インチ=約167.6cm。
ホセ・アルトゥーベ選手、ヒューストン・アストロズ所属の32歳です。
トニー・ケンプ選手、オークランド・アスレチックス所属の31歳です。
エステバン・キロス選手、シカゴ・カブス所属の30歳です。
外野手
外野の守備をする、左翼手、中堅手、右翼手です。
左翼手、レフト(LF)
中堅手、センター(CF)
右翼手、ライト(RF)
全体平均よりも低め、軽めです。
日本のプロ野球選手は平均身長180cm、体重85kgです。
日本も身長は少しだけ低めです。
ライトのセダンネ・ラファエラ選手です。
体重は135ポンド=約61.2kg。
ボストン・レッドソックス所属の22歳です。
おまけ
3名のみでしたが、指名打者で登録されていたので、こちらの平均も。
指名打者(DH)
平均より8cm、かなり身長が高めです。
次はMLBの歴代高低身長・最重軽量選手です!
MLBの歴代高身長・低身長・最重量・最軽量選手
- 最も背が高いMLB選手は誰?
- 最も背が低いMLB選手は誰?
- 最も体重が重いMLB選手は誰?
- 最も体重が軽いMLB選手は誰?
最も背が高いMLB選手は誰?
2人います。
1人はジョン・ラウシュという選手で、身長は210.8cm、体重は131.5kgでした。
1999年にMLBドラフト3巡目(全体99位)でシカゴ・ホワイトソックスに入団、2014年まで7チームで投手として活躍しました。
2000年のシドニーオリンピックではアメリカ代表として出場し、金メダルを獲得しています。
もう1人はショーン・ジェルという選手で、身長は210.8cm、体重は103.4kg、現役で一番背が高いと紹介した選手です。
最も背が低いMLB選手は誰?
野球歴史家の間で多く議論されているテーマです。
記録に残っているのは4人、皆、身長は160cmです。
スタッビー・マグナー選手、1911年に11試合出場、ポジションは二塁手。
ヨーヨー・ダバリロー選手、1953年に19試合出場、ポジションは遊撃手。
ボブ・エメリッヒ選手、1923年に1シーズン出場、ポジションは中堅手。
マイク・マコーマック選手、1904年、詳細不明。
皆亡くなっているので、確実なことは分かりません。
最も体重が重いMLB選手は誰?
ウォルター・ヤングという選手で、身長は196cm、体重は146kgでした。
2005年にボルチモア・オリオールズに所属し、ポジションは一塁手および指名打者でした。
プレイしたのは1シーズンのみ。
2015年に35歳で心臓発作で亡くなっています。
死亡時の体重は200kgだったそうです。
最も体重が軽いMLB選手は誰?
こちらも野球歴史家の間で多く議論されているテーマです。
記録に残っているのは4人、皆、体重は54.4kgです。
キャンディ・カミングス選手、1872年から55試合出場、ポジションは投手。
カーブの考案者と言われています。
スパロー・マキャフリー選手、1889年にデビュー、詳細不明。
ジョージ・ライトナー選手、1901年、詳細不明。
ベニー・ウィルソン選手、1923年、あだ名は「リトル・ベン」、ポジションは外野手。
また、こんな話もあります↓
公式に登録されていた訳では無いですが、出場した最小の選手がいます。
エディ・ゲーデルという選手で、身長は109cm、体重は64kgでした。
彼は小人症でした。
セントルイス・ブラウンズに所属し、左投げ右打ち。
1951年8月19日に1試合だけ代打として出場しました。
ピッチャーはストライクを取ることが出来ず、出塁したゲーデルの代わりに代走が出ています。
野球史に残る珍事と言われています。
1961年に36歳で亡くなりました。
※ここで使われている写真は全て:©️Wikimedia Commons/画像に変更を加えておりません
まとめ
MLB選手の平均身長と体重【2022年】ポジション別に紹介、いかがでしたでしょうか。
表にまとめました。
平均身長cm | 平均体重kg | |
---|---|---|
先発投手 | 190 | 95 |
救援投手 | 189 | 96 |
捕手 | 185 | 96 |
一塁手 | 189 | 104 |
二塁手 | 181 | 86 |
遊撃手 | 184 | 86 |
三塁手 | 185 | 94 |
左翼手 | 186 | 92 |
中堅手 | 185 | 89 |
右翼手 | 187 | 94 |
指名打者 | 196 | 111 |
MLB全体 | 188 | 94 |
一般アメリカ人男性 | 176 | 90 |
一般日本人男性 | 172 | 64 |
日本プロ野球選手 | 181 | 85 |
- 最も背が高い選手は、2人、身長は210.8cm
ジョン・ラウシュ、体重は131.5kg
ショーン・ジェル、体重は103.4kg - 最も背が低い選手は、4人、身長は160cm
スタッビー・マグナー、ヨーヨー・ダバリロー、ボブ・エメリッヒ、マイク・マコーマック - 最も体重が重い選手は、ウォルター・ヤング、身長は196cm、体重は146kg
- 最も体重が軽い選手は、4人、体重は54.4kg
キャンディ・カミングス、スパロー・マキャフリー、ジョージ・ライトナー、ベニー・ウィルソン
でした。
日本プロ野球選手平均は、二塁手平均に近いかな。
昔の記録がちゃんと残っていないのも、面白い結果でした。