アメリカで人気の日本アニメランキングベスト10 [2023年]

海外でも人気の日本製アニメ。

2024年になり、恒例となりました、

アメリカファンが選んだ2023年アニメ人気ランキングベスト10

のご紹介です。

基となっているのは、

アメリカの アニメ専門サイト 16サイト

です。（記事の最後にリンクがあります。）

で集計させていただきました。

また、いつもの様におまけで

ワーストとして選ばれていたアニメ

もご紹介します。

アメリカ人はこんなアニメが好きなのね、という意外な結果？をお楽しみ下さい。

※使われている画像はAmazon.co.jpのものです。クリックで視聴サイトに飛びます。

今回このランキングをまとめるにあたり、上がったアニメの数は44本。
広範囲に色々な作品が上位に選ばれていた印象です。

さて、お気に入りのアニメは入っているでしょうか？
10位からの発表です。

10位：トモちゃんは女の子！

９ポイントで10位です。
５か所で名前が上がり、ベスト３内が１つありました。

柳田史太原作の漫画のアニメ化です。
好意を寄せている幼馴染から女の子扱いされないボーイッシュな女子高生のラブコメ。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。

この作品が発表された時、ジェンダーの固定観念や型にはまった描写を恐れて、どのようなものかと心配だった。
しかし我々が予想したようなものではなく、久々に面白い、自意識過剰なラブコメであった。
大笑いしたい人は、このユニークなキャラクターがいる陽気なシリーズが気に入るはずだ。

同率８位：２作品

10ポイントで８位です。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

６か所で名前が上がり、ベスト３内が１つありました。

佐伯さん原作のライトノベルのアニメ化です。
一人暮らしの男子高校生と、お隣の美女「天使様」とのラブコメ。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。

最初は、ごく普通の願望実現型アニメだと思った。
しかし今期アニメ視聴者を席巻し、恋愛ファン必見の最高のロマンスアニメとなった。
忍び寄るような恋愛だが、最後は応援したくなる。

陰の実力者になりたくて！

４か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

逢沢大介原作のライトノベルのアニメ化です。
男爵家の息子に転生した異世界ファンタジーコメディ。

2022年10月から放送が始まり、2022年３月に終了しました。

後半は、前半よりも更に良かった。
この作品の素晴らしいところは、ストーリーが決定版のように感じられるところです。
必要であれば、追加や変更を恐れず、素晴らしい戦闘シーンで終わらせるだけでなく、主人公が逃避、安らぎ、意味を見出し、ただの少年であると教えてくれるのです。
それはきっと、私達が共感できることです。

７位：僕のヒーローアカデミア S6

11ポイントで７位です。
５か所で名前が上がり、ベスト３内が１つありました。

堀越耕平原作の漫画のアニメ化です。
無個性だった主人公が、最高のヒーローを目指して成長していく物語。

2022年10月から放送が始まり、2023年３月に終了しました。

人気は決して衰えていないにも関わらず、この作品に対する批評家の意見は、ここ数年で大きく変動しています。
シーズン６は、以前のシーズンの欠点を補うものではありませんが、これまでで最も激しく感情移入できるものでした。
感情を揺さぶる瞬間、クライマックスが大半を占めています。
ヒーローは敗北し、社会はドン底の状態です。
現状を守ることよりも、より良い未来を鼓舞することを教えてくれています。

６位：転生王女と天才令嬢の魔法革命

13ポイントで６位です。
５か所で名前が上がり、ベスト３内が４つありました。

鴉ぴえろ原作のライトノベルのアニメ化です。
魔法に愛されなかった異端の天才と、誰よりも魔法に愛された天才の２人の王宮百合ファンタジー。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。

タイトルに不満があります。
毎シーズン大量に制作されている創造性に欠けた異世界物に聞こえるからです。
この作品はそうした作品とはかけ離れています。
RPGの世界で圧倒的な力を発揮する薄っぺらなファンタジーではなく、主人公は賢く、カリスマ性がある愛すべき人物で、根底には複雑な要素がたくさんあり、作品ではそれが徹底的に掘り下げられています。
最終回は特に素晴らしく、あなたの心を引き裂き、しっとりとした結末へと導いてくれます。
余りに切実でロマンチックな展開に、私は涙がこぼれました。

半分過ぎましたので、ワーストとして選ばれていた作品の紹介に入ります。
あくまでもそのサイトで選ばれていただけなので、ファンの方、怒らないで下さいね。

ワーストに選ばれていたアニメ

選ばれていたのは７作品。
複数選ばれていた作品は無く、全て１票でした。
一言コメントを載せさせていただきます。

1. 冰剣の魔術師が世界を統べる（決まりきったことを無限に積み重ねている）
2. シュガーアップル・フェアリーテイル（最悪な男とまともな男の比率が非常に偏っていて、イライラと怒らせられる）
3. Revenger（リード・シンガーが12週目にステージの袖で不意につまずいたカムバック・ツアーのよう）
4. 東京リベンジャーズ S2（全く同じストーリー設定で、事実上同じ結論を出すのはこれで３回目）
5. HIGH CARD（テンポの良いアクションでアドレナリンを放出する準備をしていたのにガッカリした）
6. スパイ教室（登場人物は平凡で、ジョークも陳腐、ちょっと面白くなるのに１シーズンかかった）
7. 火狩りの王（制作面でも物語面でも大失敗、本を読んだ方が良い）

ファンの方、すみませんっっっ！

ではランキングに戻ります。

５位：ブルーロック

14ポイントで５位です。
５か所で名前が上がり、ベスト３内が４つありました。

金城宗幸原作、ノ村優介作画の漫画のアニメ化です。
デスゲーム要素を持つ史上最もイカれたサッカー漫画。

2022年10月から放送が始まり、2023年３月に終了しました。

スポーツアニメが大好きです。
最初のエピソードでは、これは違うだろうと思いました。
しかし少し時間はかかりましたが、惚れ込むほどになりました。
このアニメはチームとして協力するよりも、チームが勝つために一人一人が最高のプレーをする必要があることを描いています。
主人公は自分を壊し、新しい自分へと生まれ変わります。
ビジュアルモチーフであるパズルのピースが素晴らしいです。
予測不可能な展開に、今は漫画も読んでいます。

４位：Buddy Daddies

16ポイントで４位です。
９か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

KRM’s HOME原作のオリジナルアニメです。
殺し屋２人が４歳の少女を引き取り育てるアクションホームコメディ。

2023年１月から放送が始まり、４月に終了しました。

今期のアニメの中で最も感情移入しやすい作品だった。
最初は４歳の子供と２人のイケメン殺し屋を主人公にした、アクションとコメディのブレンドに興味を惹かれました。
しかし実際は、美しい風景、楽しいミリの顔、強い感情表現で楽しめました。
P.A.Worksの前作の方が良かったですが…零のポニーテールも嵐子の魅力には勝てなかった。
ともあれ、独自の空間を切り開くことには成功しました。

３位：ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか S4

18ポイントで３位です。
９か所で名前が上がり、ベスト３内が４つありました。

大森藤ノ原作のライトノベルのアニメ化です。
世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたヘスティア・ファミリア団長、冒険者ベルの物語。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。

最新シーズンは、ステレオタイプの強過ぎるファンタジーとハーレムファンタジーの要素を、知的なキャラクターデザインと世界神話の断片を融合させたものでした。
原作の中でも最も悲惨なストーリーのひとつです。
今シーズンの教訓は、ヒーローは人々が思っているほど希少ではない、です。
時には自分の道を踏み外す方法を理解することが、最もヒーロー的な行動となるのです。

２位：文豪ストレイドッグス S4

20ポイントで２位です。
８か所で名前が上がり、ベスト３内が６つありました。

朝霧カフカ原作、春河35作画の漫画のアニメ化です。
文豪がキャラクター化され、それぞれの文豪にちなむ作品の名を冠した異能力を用いて戦うバトルアクション。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。

４期が終了し、今作はアニメの中でも最も複雑で魅力的な謎のプロットを提供してくれました。
武装探偵社の評判が落ち、犯罪者として告発され、事態がこれほど深刻化すると、誰が予想できたでしょう。
非常に面白いエピソードがいくつもありました。
毎週毎週、驚きと感動を与え続けているのだから、上位にランクされたのも当然です。

１位：ヴィンランド・サガ S2

28ポイントで１位です。
10か所で名前が上がり、ベスト３内が８つありました。

幸村誠原作の漫画のアニメ化です。
11世紀初頭の北ヨーロッパを舞台に、ヴァイキングの生き様を描いた歴史アクション。

2023年１月から放送が始まり、放送中です。

待望のシーズン２は、まさに傑作と言えます。
主人公トルフィンは、このシーズンを通して贖罪への痛ましい（しかし癒しの）道のりを歩きます。
この作品の最大の強みは、歴史的な舞台での暴力と混乱からどれだけ悲惨な目に遭おうとも、登場人物への共感を失わないことです。
道を踏み外した武将であれ、残酷な王であれ、わずかな自由を得ようとする奴隷であれ、登場人物達は皆、苦悩するほど人間的です。
現在放送中のアニメの中で、最高の作品と言えます。

参考サイト：
ANIME NEWS NETWORK　liveChart.me　AnimeCorner
anime planet　MyAnimeList　Ready Steady Cut　
GAMERANT　AC　/Film　Ranker

ここで紹介したアニメのいくつかは、Amazon プライム・ビデオで観ることができます！
プライムメンバーなら無料のものも多いです＾＾
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まとめ

アメリカで人気の日本アニメランキングベスト10 [2023年冬]、いかがでしたでしょうか。

• 10位：トモちゃんは女の子！
• ８位：お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
• ８位：陰の実力者になりたくて！
• ７位：僕のヒーローアカデミア S6
• ６位：転生王女と天才令嬢の魔法革命
• ５位：ブルーロック
• ４位：Buddy Daddies
• ３位：ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか S4
• ２位：文豪ストレイドッグス S4
• １位：ヴィンランド・サガ S2

という結果でした。

ポイントの計算の仕方によって、多少前後してしまうので、大体の感じで見ていただけると幸いです。

ポイント差を見ると、１位はダントツ。
２位以下は少しずつ少なくなってなだらか、票がかなりバラけていたのが窺えます。
不作と言われた冬期、こんなところにも現れているのでしょうか。

ちなみに次点は、８ポイントで

• TRIGUN STAMPEDE

そして

• ツルネ -つながりの一射-
• NieR:Automata Ver1.1a

と続きます。

この中で私が観ていたアニメは…半分だけでした。
結構観ていたので、意外な結果でした。
文スト２位は嬉しいです！！

アメリカの日本アニメについての記事

今回このランキングをまとめるにあたり、上がったアニメの数は44本。
広範囲に色々な作品が上位に選ばれていた印象です。

さて、お気に入りのアニメは入っているでしょうか？
10位からの発表です。

10位：TRIGUN STAMPEDE

13ポイントで10位です。
７か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

内藤泰弘原作の漫画のアニメ化です。
地球よりはるか遠く、5つの月が輝く灼熱の星での、人間台風と呼ばれる青年のSFです。

2023年１月から放送が始まり、３月に終了しました。
完結編の制作が決定しています。

TRIGUN STAMPEDEが、往年の名作アニメの再映像化作品でなかったとしても、純粋にその芸術性の高さによって、私のリストに加えなければならないだろう。
少なくともスタジオ・オレンジほど3Dアニメーションを得意とする会社はない。
荒れ地を旅するヴァッシュ・ザ・スタンピードのあらゆる場面に、生き生きとした生命力が吹き込まれている。
完結編がいつになるのか正確にはわからないが、そのときが来るまで、私はこのシーズンのお気に入りのシーンを繰り返し見たいと思う。

９位：機動戦士ガンダム 水星の魔女

14ポイントで９位です。
８か所で名前が上がりましたが、ベスト３内はありませんでした。

サンライズ制作のガンダム新作アニメです。
TVシリーズ初となる女性主人公のロボットアニメ。

2022年10月から放送が始まり、2023年１月にシーズン１が終了、シーズン２が４月から始まり、７月に終了しました。

私はガンダムファンであり、良いガンダムシリーズと悪いガンダムシリーズの違いを知っている。
水星の魔女の唯一の問題は、煮え切らない最終回である。
幸いなことに、この作品を支えていた第一の側面は、キャラクターとその力関係だった。
最終回はプロスペラの恐怖をノンストップで披露し、物語を第３シーズンに進めるためのプロット・デバイスであって欲しかった。
それでも、純粋に楽しめたので、あまり文句は言えない。

８位：天国大魔境

23ポイントで８位です。
11か所で名前が上がり、ベスト３内は２つありました。

石黒正数原作の漫画のアニメ化です。
壁に囲まれた施設で外の世界を知らない子供たちの天国編と、廃墟となった日本を旅する少年と少女の魔境編のSF。

2023年４月から放送が始まり、６月に終了しました。

今年観た推理SFの中では最も説得力があった。
平行する２つのストーリーの間に、巧みに織り込まれた迷宮のような謎のネットワークと、控えめな登場人物たちのバランスがとれている。
私は毎週、このアニメに夢中で、どの手がかりを見逃したのか、どの悲劇が見え隠れしていたのかを考えた。
キルコとマルの仲間意識が好きだった。
今年最高のアニメ化作品のひとつであり、爽快なバトル、微妙に心を揺さぶる絵コンテ、黙示録的な街並みの美しさに酔いしれた。
それだけに不必要に残酷な筋書きでシーズンを終えてしまったのは残念だった。

７位：スコット・ピルグリム テイクス・オフ

18ポイントで７位です。
９か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

ブライアン・リー・オマリー原作の、サイエンスSARU制作による日本・アメリカ合衆国合作のアニメです。
７人の邪悪な元カレがいる少女と恋に落ちた少年のSFファンタジー。

2023年11月からNetflixにて独占配信されています。

この作品は、私にとって今年最大のサプライズだった。
スコット・ピルグリム一味の奇抜でノスタルジックなおふざけと、サイエンスSARUの人々の想像力豊かな仕事が組み合わされば、少なくとも良いアニメになることはほぼ間違いないだろうとは思っていたが、2023年の他の作品のほとんどを凌駕するとは想像もしていなかった。
さて、この作品が原作の単純な再現にとどまらないという決断を下したことが、一部のファンを怒らせたということは分かった。
それでも私は原作と監督のファンであり、ミレニアル世代に愛されてきた原作のすべてを盛り込みながら、全く新しい物語を描くことに決して躊躇わなかったことを歓迎する。
サイエンスSARUは、たった８話の中に、創造的で視覚的に美しいアニメーションを詰め込むことに成功した。

半分過ぎましたので、ワーストとして選ばれていた作品の紹介に入ります。
あくまでもそのサイトで選ばれていただけなので、ファンの方、怒らないで下さいね。

ワーストに選ばれていたアニメ

名前が挙がっていたのは７作品。
３票入っていたのが１作品、２票が１作品、残り５作品は１票です。
簡単なコメントと一緒に載せさせていただきます。

1. 神無き世界のカミサマ活動（どのギャグも題材をいかに派手に、不愉快に、意図的にタブーにできるかという点で、常に一歩上を行こうとして失敗している）
2. お嬢と番犬くん（この作品をダメにしたのは、おぞましい外見と陳腐なアニメーションの組み合わせ、内容は関係ない）
3. 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜（予算を節約するためにありとあらゆるアニメーションのトリックを使っている）
4. 好きな子がめがねを忘れた（合成されたCGIの背景、魚眼レンズや不規則な歪みの不可解な使い方、大げさな照明効果、小さな塵のような浮遊物）
5. ホリミヤ -Piece-（よく言えば退屈、悪く言えばただ不愉快、このような構成でも多くの人を惹きつけるだけの力があると感じたようだが、私には合わなかった）
6. MFゴースト（アニメーション、キャラクター、テンポ、すべてが平坦、衝撃的なほどエネルギーがない）
7. るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚－（リメイクは必要無かった、利益を優先する業界を象徴している）

ファンの方、すみません。

ではランキングに戻ります。

同率５位：２作品

22ポイントで５位です。

進撃の巨人 The Final Season

10か所で名前が上がり、ベスト３内が５つありました。

諫山創原作の漫画のアニメ化です。
圧倒的な力を持つ巨人と、人間の戦いを描いたダークファンタジーバトル。

2023年３月に前編、11月に後編が放送されました。

私が言いたいのは、このような驚異的な野心と業界全体への多大な影響力を持つシリーズ『進撃の巨人』が、これまでになし得たことと同じくらい爽快で、おぞましく、感動的なフィナーレを作り上げることができたのは、本当に驚くべきことだということだ。
丸10年にわたる数十のエピソードと、クリエイティブ・チームと制作スタッフの完全な交代を経て、21世紀を代表する、物議を醸したアニメのひとつが、文字通り終末的な規模の壮大な叙事詩で幕を閉じた。
エレン・イェーガーの自由のための悲しく悲劇的な戦いは、完璧な物語とはほど遠いが、それでも良くも悪くも、今後何年もアニメ史に残るだろう。

呪術廻戦 S2

９か所で名前が上がり、ベスト３内が６つありました。

芥見下々原作の漫画のアニメ化です。
人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたダーク・ファンタジー。

2023年７月から放送が始まり、12月に終了しました。

今年最も期待されていた作品、アニメーションの限界を押し広げました。
壮大なアクションシーケンスと壊滅的な感情的打撃を提供したこの作品は、 華やかであると同時に胸が張り裂けるような２クールでした。
主人公が中心にいないシリーズが優れていることはほとんどありませんが、この作品はそれを実現しています。
アニメーションというメディアは、マンガを完成させるために存在するわけではありませんが、呪術廻戦シーズン２は、アニメが独自のものになりながら、原作を強化できることを証明しています。
実際、私は漫画を読むよりもアニメを見る方が好きになりました。
なぜなら、漫画の粗いイラストのせいで理解するのが難しい複雑な超常現象の戦いを理解するのがはるかに簡単だからです。

４位：【推しの子】

25ポイントで４位です。
14か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画の漫画のアニメ化です。
芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方が描かれた青年漫画。

2023年４月から放送が始まり、６月に終了しました。
２期制作が決定しています。

アニメの公開に先駆けて原作の第１巻を読み、90分の初放送を３回繰り返し見た。
その度に、先が分かっているにも関わらず、数日前か数週間前に見たばかりなのにも関わらず、私は涙した。
この作品は難易度の高いキャラクターワークに成功している。
作者は、弱い立場にある若者への虐待の源であると同時に、喜びと充実感の源でもあるエンターテインメント業界を検証しながら、見事なバランス感覚で、このシリーズを今年最高の作品のひとつに押し上げた。
傑作で、厄介な作品。
私はゴタゴタが大好きだし、このようなシリーズは題材がゴタゴタしているのだから、ゴタゴタすべきなのだ。

３位：PLUTO

28ポイントで３位です。
15か所で名前が上がり、ベスト３内が３つありました。

手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』の人気エピソード「地上最大のロボット」を、浦沢直樹がリメイクした漫画のアニメ化。
ロボットと人間が共生する時代に次々と起こる破壊と殺人事件。

2023年10月からNetflixにて独占配信されています。

『鉄腕アトム』が今日のアニメ、特に欧米のアニメでどれほど重要な存在であるかを言葉で伝えるのは難しい。
アトムは日本のアニメが日本以外の国でも成功するという可能性を示した。
これを読んでいる人の何割が1960年代のオリジナルアニメを見たことがあるだろうか。
技術は60年の間に進化し、当時は画期的だったものが、今では魅力のないものと思われがちだ。
PLUTOはスーパーヒーローの物語というより、ロボット探偵が世界７大ロボットとその創造者の殺人を阻止しようとする、サイバーパンクノワールの殺人ミステリーだ。
AI、人間であることの意味、戦争に参加する魂の代償、現実世界で起きている出来事と示唆に富む類似点があり、善と悪の本質を終始問い続けている。
他の年なら簡単に１位に選ばれていただろう傑作だ。

２位：葬送のフリーレン

31ポイントで２位です。
13か所で名前が上がり、ベスト３内が６つありました。

山田鐘人原作、アベツカサ作画の漫画のアニメ化です。
魔王を倒した勇者一行の後日譚を描くファンタジー。

2023年９月から放送が始まり、放送中です。

この作品は不老不死について深く掘り下げた作品ではない、人間であることの意味を見つめる作品だ。
手遅れになってから初めて自分の持っていたものに気付く、悲しみと喜びが入り混じった名残惜しさを描いている。
最高の自分へと進化すること、その過程。
これほど高尚な内容だが、一貫してエモーショナルでエキサイティング、涙が出そうになる場面もあれば、応援したくなる場面もある。
簡単に言えば、全てが詰まった作品で、10年に１本とまでは言わないが、今年最高のアニメに選ばれるのは当然である。

１位：ヴィンランド・サガ S2

33ポイントで１位です。
15か所で名前が上がり、ベスト３内が７つありました。

幸村誠原作の漫画のアニメ化です。
11世紀初頭の北ヨーロッパを舞台に、ヴァイキングの生き様を描いた歴史アクション。

2023年１月から放送が始まり、６月に終了しました。

この作品を見た人なら誰でも、今年最も思慮深く、説得力があり、情熱的なドラマであったことを知っている。
シーズン１の怒りと残虐性を活かし、平和主義への切実な訴えへと昇華させつつ、その提案が如何に複雑で過激であるかを決して見失うことのない驚異的な脚本であった。
生きる権利のために奮闘する、豊かで痛々しいほど人間的な登場人物達の葛藤に、命を吹き込む声優達のパフォーマンスは驚異的で胸を打つものだった。
この作品が如何に素晴らしいかは、もう何度も耳にしたことだろうが、これが事実だからに他ならない。

参考サイト：
ANIME NEWS NETWORK　Polygon　KOTAKU　IGN
GAMERANT　ButWhyTho?　COMICBOOK　TWINFINITE
PASTE　VULTURE　JW　CINEMABLEND
Fortress of Solitude　MovieWeb　MARY SUE
DualShockers

ここで紹介したアニメのいくつかは、Amazon プライム・ビデオで観ることができます！
プライムメンバーなら無料のものも多いです＾＾
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まとめ

アメリカで人気の日本アニメランキングベスト10 [2023年]、いかがでしたでしょうか。

• 10位(13ポイント)：TRIGUN STAMPEDE
• ９位(14ポイント)：機動戦士ガンダム 水星の魔女
• ８位(17ポイント)：天国大魔境
• ７位(18ポイント)：スコット・ピルグリム テイクス・オフ
• 同率５位(22ポイント)：進撃の巨人 The Final Season
• 同率５位(22ポイント)：呪術廻戦 S2
• ４位(25ポイント)：【推しの子】
• ３位(28ポイント)：PLUTO
• ２位(31ポイント)：葬送のフリーレン
• １位(33ポイント)：ヴィンランド・サガ S2

という結果でした。

ポイントの計算の仕方によって、多少前後してしまうので、大体の感じで見ていただけると幸いです。

ちなみに次点は、12ポイントで

• アンデッドガール・マーダーファルス

でした。

季節のランキングで入っていなかった作品が入っていたり、なかなか予想外の結果でした。
でも皆、入って納得ではあります。

アメリカの日本アニメについての記事