アメリカで人気の日本アニメランキングベスト10 [2024年夏]

海外でも人気の日本製アニメ。

2024年秋になり、恒例となりました、

アメリカファンが選んだ2024年夏アニメ人気ランキングベスト10

のご紹介です。

基となっているのは、

アメリカの アニメ専門サイト 13サイト

です。（記事の最後にリンクがあります。）

で集計させていただきました。

また、いつもの様におまけで

ワーストとして選ばれていたアニメ

もご紹介します。

アメリカ人はこんなアニメが好きなのね、という意外な結果？をお楽しみ下さい。

※使われている画像はAmazon.co.jpのものです。クリックで視聴サイトに飛びます。

今回このランキングをまとめるにあたり、上がったアニメの数は36本。
１位がダントツ、離れて２位、３位以下はだんご状態となりました。

さて、お気に入りのアニメは入っているでしょうか。
10位からの発表です。

10位：君に届け S3

11ポイントで10位です。
４か所で名前が上がり、ベスト３内が３つありました。

椎名軽穂原作の漫画のアニメ化です。
長い黒髪のせいで貞子と呼ばれ恐れられ、クラスに馴染めなかった爽子と人気者の翔太の青春模様。

2024年８月にNetflixで全５話の配信。

10年以上待ち続けたファンを大いに喜ばせました。
『君に届け』は、若者の恋と高校生活の課題をリアルに描くことで知られています。
待望の第３シーズンは、内気な爽子と人気者のクラスメイト風早の感動的なラブストーリーの続きです。
キャラクターたちがより成熟した姿で戻ってきて、個人の成長と人間関係の中で築くことができる強さというテーマを探求しています。
懐かしい魅力に満ちた心温まる物語で、シリーズの新しいファンと長年のファンの両方にとって必見です。

９位：時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

12ポイントで９位です。
７か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

燦々SUN原作のラノベのアニメ化です。
政近の隣の席のアーリャは、いつも冷ややかな目線を向けるが、時々ボソッとロシア語でデレる学園ラブコメ。

2024年７月から放送が始まり、９月に終了しました。
２期制作が決定しています。

夏の新作アニメで最も期待されていた作品の一つ。
動画工房制作のこの作品は、人気のある女の子がやや「普通」の男性主人公への明らかな興味を隠しているというおなじみの物語である。
独創的なコンセプトに基づいているわけではないが、アーリャはジャンルの定番要素をうまく実行している。
アーリャと有希は楽しいキャラクターで、政近はこの物語をまとめる接着剤のような存在。
特に有希は夏アニメで最も面白いキャラクターの一人で、興味深い家族関係にもある。
特に面白くも無い生徒会政治に焦点が移ったときに勢いを失いましたが、ストーリーラインは良かったし、続編が決まっている通り、全体を通して素晴らしい。

８位：逃げ上手の若君

13ポイントで８位です。
11か所で名前が上がり、ベスト３内が１つありました。

松井優征原作の漫画のアニメ化です。
足利尊氏の突然の謀反により、鎌倉幕府は滅亡、一人生き残った後継者の少年・北条時行の逃げで切り開く英雄譚。

2024年７月から放送が始まり、９月に終了しました。
２期制作が決定しています。

歴史の重要な瞬間にインスピレーションを得たこの作品は、北条一族の最後の生き残りである北条時行の生涯を描いています。
時行の一族は足利尊氏によって滅ぼされ、それが日本の新しい時代の始まりとなりました。
唯一の生き残りである時行は身を潜め、足利を倒せるかもしれない戦士の集団を結成し始めます。
歴史的な内容ではありますが、超能力の境界線上にいる僧侶など、多くの創造的な要素を取り入れています。
主人公の回避スキルでさえ、信じられないほど大げさで、ばかばかしいほどです。
時行を神話に仕立て上げ、彼の伝説を尊重しながらも誇張した結果、アクション、コメディ、サスペンスを盛り込んだ非常に面白いストーリーが生まれ、視聴者にあまり知られていない日本の歴史の一部を紹介する内容となりました。

７位：杖と剣のウィストリア

15ポイントで７位です。
８か所で名前が上がり、ベスト３内はありませんでした。

大森藤ノ原作、青井聖作画の漫画のアニメ化です。
魔法は使えないが卓越した剣技を持つ主人公が、幼馴染との約束を果たすため、魔法学院で塔の頂を目指すファンタジー。

2024年７月から放送が始まり、９月に終了しました。
２期制作が決定しています。

よくできたアクションファンタジーです。
このジャンルでは特に独創的でもないのですが、目新しさは質とイコールではありません。
作者はダンまちも書いており、この2つには多くの共通点があります。
ベルとウィルはどちらもほとんど全ての人から過小評価され、軽蔑されており、１人の女性キャラに支えられながら、別の女性の影を追いかけています。
強い決意と目標から決して後退しないことで、徐々に疑いの目を覆していきます。
また、どちらもダンジョンを扱っています。
ダンまちが好きな人なら、ウィストリアもきっと大好きになるでしょう。
好感の持てる主人公、スムーズなアニメーション、ゆっくりとしながらも満足のいく世界観の構築に支えられた、アクション満載の冒険を期待できます。

ここで、ワーストとして選ばれていた作品の紹介に入ります。
あくまでもそのサイトで選ばれていただけなので、ファンの方、怒らないで下さいね。

ワーストに選ばれていたアニメ

名前が挙がっていたのは10作品。
２票入っていたのが２作品、残りは全て１票です。
簡単なコメントと一緒に載せさせていただきます。

1. 小市民シリーズ（視聴せず、他の場所で時間を過ごした方が良かったかもしれない、という気持ちだけが残った、90％が台詞の単調なアニメ）
2. 魔導具師ダリヤはうつむかない（退屈で涙が出た、主人公は受動的で話のペースは痛々しいほどに遅い）
3. 神之塔 -Tower of God- 王子の帰還（作画も演出も大幅に劣化、口だけが動く静止画、戦闘シーンのカットなど…でもOPとEDは素晴らしい）
4. ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで（主人公はたった３つの呪文で全ての戦いに勝利した物語前半、能力を最大限まで引き出すようなことは無し）
5. しかのこのこのここしたんたん（一番期待してワクワクしていた作品が、一番嫌いなアニメになった、最大の問題点は面白くないこと）
6. キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 S2（アニメーションの質が急落し、不可解な画に一時停止して二度見した…無期限延期されたが、正解だと思う）
7. 菜なれ花なれ（控えめに言ってかなり非現実的で、画面の前で何度も混乱して息を呑んだ）
8. 異世界スーサイド・スクワッド（技術的には素晴らしい見栄えする作品だが、異世界要素が多過ぎて、スーサイド・スクワッド要素が足りない）
9. この世界は不完全すぎる（最初のエピソードは大好き、その後の品質の低下がとても大きい）
10. 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん（賛否両論の作品、演出は素晴らしいが、タイトルキャラが最も面白くない、動機が分かりにくく、好感が持てない）

ファンの方、すみません。

ではランキングに戻ります。

同率３位：４作品

16ポイントで３位です。

〈物語〉シリーズ オフ＆モンスターシーズン

６か所で名前が上がり、ベスト３内が４つありました。

西尾維新原作の小説のアニメ化です。
阿良々木暦高校卒業後の、彼に助けられた彼女達の前日譚、あるいは後日譚。

2024年７月から配信が始まり、配信中です。

10年以上も盛り上がってきたシリーズを更に盛り上げるのは、レイニーデビルの願いのように思えたから、正直驚いた。
このシリーズをまた観ることができて、とても嬉しい。
過去の経験から、このシリーズの最高のエピソードには、たいてい撫子が関わっていると知っている。
だから彼女の立ち直りと贖罪の姿は、本当に魅力的だった。
このシリーズで慣れ親しんだ優れた演出、編集、作画は健在で、大いに楽しませてくれました。

NieR:Automata Ver1.1a

８か所で名前が上がり、ベスト３内が３つありました。

スクウェア・エニックス発売の、アクションRPGゲームのアニメ化です。
地球にエイリアンが襲来、月に追われた人類はアンドロイド兵士を開発、地上でエイリアンによる機械生命体と戦うSF。

2024年7月から放送が始まり、９月に終了しました。

Nier:Automata は、（私を含め）多くの人にとって大切な意味を持つゲームの１つなので、A-1 による翻案には、クリアすべき高いハードルがありました。
ありがたいことに、そのハードルはクリアされ、意味ある追加要素と、原作の抑えきれない感情的ダメージを描写するスキルにより、素晴らしい翻案となっています。
コントローラーを手に取る気のない人のためにこの物語を語り直すだけでなく、特定のキャラを拡張し、A2の背景が十分に探求されていないように感じる点など、ゲームの問題のいくつかを修正しています。
確かに、ゲームはこの物語を体験するのに最適な方法だと私は今でも思っていますが、アニメもこの圧倒的なSFの冒険に浸る優れた方法です。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

６か所で名前が上がり、ベスト３内が４つありました。

浅野いにお原作の漫画のアニメ化です。
地球外からの侵略者が日常と同居した世界を舞台にしたSF。

アメリカでは2024年５月から配信が始まり、９月に終了しました。

この作品は売り込みにくい作品です。
それでもいかに注目も評価もされていないことを考えると、怒りと絶望が入り混じった強い感情に飲み込まれます。
日本で映画２部作として公開されましたが、海外配信では分割され、全く新しいエピローグと、ストーリー本体には新しい素材が追加されました。
作者はシニカルな世界観で有名で、これにも反映されていて、暗く難しいテーマに満ちています。
確かに心温まる作品ではありませんが、視聴者の本能的な欲求を刺激してくる作品です。
もし映画として一気に観たら、精神的にどれほどのトラウマを負うか、想像できません。
今期、最高の作品というだけでなく、今年のベスト作品の有力候補です。

烏は主を選ばない

７か所で名前が上がり、ベスト３内が２つありました。

阿部智里原作の小説のアニメ化です。
人の姿に転身できる八咫烏（やたがらす）を中心とした和風ファンタジー。

2024年４月から放送が始まり、９月に終了しました。

この作品は、大騒ぎするだけの価値がある。
後半は突然現れた血に飢えた猿を取り巻く謎に焦点を当て、かなり暗い方向へと話が進んだ。
衝撃の前半に比べ、ゆっくりとした展開の後半は、全体的にとても印象的な、まとまりのあるドラマがあった。
何度も言っているが、このアニメはもっと多くの人が観るべきだ。
実際、このアニメを観た人は自分も含め、皆、夢中になっている。

２位：負けヒロインが多すぎる！

22ポイントで２位です。
８か所で名前が上がり、ベスト３内が７つありました。

雨森たきび原作のラノベのアニメ化です。
複数の負けヒロイン達と関わる自称「背景キャラ」の男子高校生のラブコメ。

2024年７月から放送が始まり、９月に終了しました。

ラノベを原作としたアニメは当たり外れが多く、この作品の予告とあらすじを見た時は、また男性中心のハーレム物かと平凡に思った。
しかし予想に反し、振られたヒロイン達の人生を新鮮な視点で描いた作品だった。
一般的に、人は関係が成功するかどうかに余りに重点を起き過ぎている。
失敗した関係から学ぶこと、感謝することはたくさんある。
いや、成功した関係よりも失敗した関係の方が、より成長できるのだ。
この作品の負けヒロイン達が、恋焦がれた人に拒絶された後、自分自身を理解していく様子に、とても喜びを感じた。

１位：推しの子 S2

33ポイントで１位です。
12か所で名前が上がり、ベスト３内が９つありました。

赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画の漫画のアニメ化です。
転生ファンタジーでありながら、芸能界の華やかな部分とシビアな部分の双方が描かれたサスペンス。

2024年７月から放送が始まり、10月に終了しました。
３期制作が決定しています。

人気は諸刃の剣です。
『推しの子』はシーズン１の成功により、続編は高い期待に応えなければならなくなりました。
そして、シーズン２は１よりも更に良くなっています。
鋭く、機知に富んだキャラと綿密な脚本、素晴らしいアニメーションとストーリーが、素材を新たな高みへと引き上げました。
シーズン２は舞台上と舞台裏の境界線が曖昧で、俳優の視点から作品への洞察を深め、現在の状況に対する気持ちを整理しようとするキャラ間の緊張が高まり、フィクションと現実の境を洗い流すような色彩の飛沫が文字通り飛び散ります。
『推しの子』は、私のお気に入りの作品のひとつとしての地位を固めました。

参考サイト：
ANIME NEWS NETWORK　liveChart.me　AnimeCorner
anime planet　MyAnimeList　GAMERANT　AC　/Film　
Ranker　PASTE　IGN　SCREEN RANT　AnimeFreakJapan

ここで紹介したアニメのいくつかは、Amazon プライム・ビデオで観ることができます！
プライムメンバーなら無料のものも多いです＾＾
30日間無料トライアルに申し込む

まとめ

アメリカで人気の日本アニメランキングベスト10 [2024年夏]、いかがでしたでしょうか。

• 10位(11ポイント)：君に届け S3
• ９位(12ポイント)：時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
• ８位(13ポイント)：逃げ上手の若君
• ７位(15ポイント)：杖と剣のウィストリア
• ３位(16ポイント)：〈物語〉シリーズ オフ＆モンスターシーズン
• ３位(16ポイント)：NieR:Automata Ver1.1a
• ３位(16ポイント)：デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
• ３位(16ポイント)：烏は主を選ばない
• ２位(22ポイント)：負けヒロインが多すぎる！
• １位(33ポイント)：推しの子 S2

という結果でした。

ポイントの計算の仕方によって、多少前後してしまうので、大体の感じで見ていただけると幸いです。

ちなみに次点は、９ポイントで

• FAIRY TAIL 100年クエスト

でした。

デデデデの人気！これは日本でも是非放送して欲しいと思いました。
３位が４つは、今までで初めてです。
その下のポイントもほぼ１ポイントだし、夏は１、２位が圧倒的な強さだったということですね。

アメリカの日本アニメについての記事