トリックオアトリートの意味と返事の仕方&本当にあった話7選

ハロウィンで一番楽しいのは、なんといっても仮装をしてのトリック・オア・トリート
今ではすっかりお馴染みとなりました。
お菓子をいっぱい貰えて、子供達も大喜びですね。

お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ

家々を回る時の決まり文句ともなっていますが、詳しい意味をご存知でしょうか?

  • トリックオアトリートの意味は?
  • 何故、仮装をするようになったのか?
  • 決まり文句への返事、返し方は?

本場アメリカでのトリック・オア・トリート事情も合わせて、お話いたします!

目次

トリック・オア・トリートを英語にすると?

ハロウィンと言えば、トリック・オア・トリートですね。
では、トリック・オア・トリートを英語にしてみましょう。

Trick or Treat

はい、正解です。
これは、よく日本語でこう訳されています。

お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ。

言葉の意味を直訳すると、

Trick:いたずら、悪だくみ

or:あるいは

treat:もてなし、ご馳走

前半の Trick が「いたずらするぞ」、後半の Treat が「お菓子をくれ」に当たる訳ですが、あれ?順番が逆ですよね?
そうなんです、この英語、言葉が省略されているんです。

本当は、

Treat me or I will trick you.

お菓子ちょうだい、でなきゃ、いたずらしちゃうよ。

だったんですね。

にしても、順番が逆

Treat or Trick じゃないの?と思いますが、Treat or Trick より、Trick or Treat の方が言い易かったので、こっちの方が定着したようです。

MAKI

言い易さかい!(笑)

次に、

何故、トリック・オア・トリートで仮装するようになったのか?

をみてみましょう。

トリック・オア・トリートで仮装する意味とは

ハロウィンでどんな仮装をするか考えるのは、楽しいですね。
でも、どうして仮装するんでしょう?

実はハロウィンの仮装に、怖い系のものが多いのと関係があります。

トリック・オア・トリートは、100年以上もの間行われていますが、その起源はハッキリとは分かっていません。
しかしハロウィンの起源は、古代ケルトのお祭、サウィン祭と言われています。

ケルト人はサウィン祭の10月31日、死者の霊が地上に戻ると信じていました。
そこで動物の皮から作った衣装で仮装し、幽霊の訪問者を追い払いました。
またテーブルには歓迎されない霊をなだめるためのお供え物を置いたそうです。

この習慣が数世紀後、幽霊や悪魔などの仮装をすることで、食べ物を得られる、というようになり、今のトリック・オア・トリートの先例であると考えられています。

つまり、

トリック・オア・トリートで訪ねてくるのは、本来は子供達ではなく、歓迎されない霊=悪霊

だったのですね。
仮装に怖い系が多いのも納得です。

MAKI

今ではすっかり子供達の楽しいイベントとなってしまって、仮装もプリンセスなど可愛い系、ヒーローなどのかっこいい系が人気ですね!

続いて本場アメリカでの、トリック・オア・トリートについてお話します!
娘を連れて10回近く参加した体験談です。

返事の返し方と本場でのいたずら

ハロウィンの夜は、仮装した子供達がやってきます。
家々ではお菓子を用意して待っています。(待っている方は仮装はしなくてもOKです!)

トリック・オア・トリート!!

と言って、バスケットや袋を差し出されるので、そこにお菓子を入れてあげます。
その時に言う言葉は?

Here you are.

はい、どうぞ。

相手の子は、「サンキュー」と言って帰ります。
小さい子だと親御さんも一緒にいるので、

Happy Halloween!

ハッピー・ハロウィン!

と言えばオーケーです^^

また全ての家がトリック・オア・トリートのイベントに参加しなくてはいけない訳では、もちろんありません。
訪問があるのは、玄関の電気が点いている家だけです。

うちは参加しないよ、あるいは、もうお菓子がなくなったよ、と言う場合は、

玄関の電気を消しておけばオーケー!

子供達は来ません。

更に詳しくは、こちらをどうぞ!↓

一方、気になるのは、お菓子をもらえずに子供達が「イタズラしちゃう」というお話。
小さい子ではないですが、ティーンになると、腹いせにしちゃうらしい??

よく聞くのは、

  • 生卵をその家に投げて行く
  • その家の木やハロウィンの飾りをトイレットペーパーでぐるぐる巻きにする

ですが、実際にした・されたという話は、在米17年ですが聞いたことがありません。

だって考えてみて下さい。
そんなものわざわざ用意してトリック・オア・トリートしませんよね?
単に、次の家に行こ、ってなるだけでしょう、普通。

ただし、お菓子もらえない腹いせではなく、ハロウィンにイタズラをする、という習慣はあるようです。

ハロウィンのイタズラという動画です。
こんなの間近で見たら、心臓止まりそうです^^;

最後に、イタズラよりも恐ろしい?!トリック・オア・トリートで本当にあった話をお送りします。

トリック・オア・トリートで本当にあった話7選

キャンディの代わりにこちらをどうぞ^^

2013年、ノースダコタ州のファーゴでのお話。

ある女性は、肥満だと思った子供達に、キャンディの代わりに手紙を渡すことにしました。
両親に宛てたものだったのですが、どんな手紙でしょう?

ジャック・オー・ランタンの絵と共に、不健康な食生活をやめさせるように、とアドバイスされていました。

MAKI

お菓子の代わりが手紙だった子供達、???と共にガッガリだったことでしょう。

仮装のつもりだった??

2013年、フロリダ州のデルトナでのお話。

ローブを羽織っただけの裸の男、もちろん下半身はスッポンポンの男がいると、トリック・オア・トリート中に噂になりました。
ティーンの少年2人が確かめに行くと、ドアを開けたのはまさにその通りの男。
少年たちの父親が警官に通報し、警官が家に行くと!

警官の前でも同じことが起こったそうです。

MAKI

警官も見たくなかったと思いマス。

お菓子??

2012年、イギリスのオールドハムでのお話。

ある若者が、誤ってコカインの包みを子供達に渡し、逮捕されました。


受け取ったのは、5歳、6歳、8歳の3人の子供達。
予期せぬ訪問で慌ててキャンディがないかポケットを探り、コカインの包みが落ちたのだそうです。

運の悪いことに、子供達は非番中の警察官の子供だったため、すぐにコカインとバレたとか。

MAKI

でも追い返さずにキャンディをあげようとするなんて、根は良さそうな若者ですよね?

最高に可愛くないトリック・オア・トリーター

2012年、ワシントン州、タコマでのお話。

青いバンダナを身に着け、22口径の拳銃を保持した、13歳から17歳の6人グループが恐ろしいトリック・オア・トリートを行いました。
午後8時から午後9時半にかけて、ジュエリーから時計、財布、キャンディまで全てを奪いました。

しかし警察の犬のおかげで、メンバー全員が逮捕され、盗まれたアイテムもマスクと共に回収されました。

MAKI

ハロウィンに便乗した窃盗事件ですね。

全てのお菓子をよこせっ!!

2011年、バージニア州デールシティでのお話。

15歳から19歳の5人のティーンエイジャーが、強盗と暴行で逮捕されました。
彼らは、2人のトリック・オア・トリーターに近づき、キャンディを渡すように言いました。
2人が拒否すると、拳銃で脅かしました。

それでもダメだったので、2人を暴行し、後に逮捕されたのでした。

MAKI

たかがハロウィンのキャンディのために…でも拳銃で脅かされても拒否した2人もスゴイです。

開けなきゃ良かった

2009年、ニュージャージー州のイーストオレンジでのお話。

60歳の男性がドアを開けると、そこにいたのは彼の顔に銃を突きつけた3人の強盗でした。


そして家に入れることを要求されました。
3人の強盗が家の中を探している間に、隣人が警察を呼んでくれました。

警察が到着し、逃げようとしている2人の強盗を確保、3人目の強盗も地下で男性といるところが見つかりました。

MAKI

よく考えると、簡単にドアを開けちゃうハロウィンの時期って怖いですね。

喜んだボーイズもいたかもしれないけど?

2004年、コロラド州ボルダーでのお話。

2人の13歳の少年がある家に行くと、DVDプレーヤーを持っているかどうか、訊ねられました。
持っていると言うと、男は2人のバッグにアダルトビデオを入れました。

困った2人はディスクを壊し、祖母に相談、祖母が警察に電話し、発覚しました。

MAKI

きっと喜ぶと思ったんでしょうね、こういうオヤジっていますよねえ^^;

以上、トリック・オア・トリートにまつわる、本当にあった話7選でした!

まとめ

トリック・オア・トリートについて、いかがでしたでしょうか。

  • 英語にするとTrick or Treat、本当はTreat me or I will trick you. だった
  • 仮装するのは、ハロウィンの起源が古代ケルトのお祭で、幽霊や悪魔を追い払う習慣があったから
  • 返事の仕方は「ハッピー・ハロウィン!」
  • ハロウィンに腹いせにイタズラはあまりしないが、怖がらせるイタズラはよくある

でした。

トリック・オア・トリート、娘が小さかった時のお話です。

基本は家を巡る、なのですが、子供が小さいと余り暗くなるのを待っていられないし、知らない家をピンポンするのはハードルが高い。
そこで小さい頃は、ショッピングモールのお店巡りをしました。

モールでそういう企画をしてくれていて、お店の前へ行って、バスケットを差し出すだけでお菓子を入れてくれました。
最初はビビっていた娘も、お菓子をくれるのに味をしめ、ドンドン自分から次の店へと走って行きました。

楽しかったな〜。
あの頃の娘は可愛かった…<今は?

MAKI

皆さんも、楽しいトリック・オア・トリートを!!
ハッピー・ハロウィン!

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