フロリダのマイアミゾンビ事件は、2012年5月26日の真昼間に起きました。
突然凶暴化した男性が、ホームレスの男性の顔を食べ、警官に撃たれ絶命するまで食べ続ける様子は、まさにゾンビそのもの。
全米を震え上がらせたマイアミゾンビ事件について、
- 画像と事件の内容
- マイアミゾンビ事件の原因と真相
- 被害者のその後
を追いました。
人食いゾンビ事件はまだ終わっていません!
これからも続きます。
マイアミゾンビ事件とは
とうとう本物のゾンビがアメリカに出現!?
アメリカ全土を恐怖に陥れたのは、2012年5月26日のことでした。
フロリダ州、マイアミ。
黒人男性ルディ・ユージーン(当時31歳)が、通りすがりのホームレス、ロナルド・ポッポ(当時65歳)を襲う事件が発生。
ユージーンは何故かほぼ裸の状態で、ポッポの顔面を食べているというまさにゾンビそのもの!
しかも駆けつけた地元の警官が、止めるように銃を撃っても、死ぬまで食べ続けたというのです。
受けた弾の数、6発。
撃たれても動じないとは、ゾンビそのものじゃないですか!!
この様子は防犯カメラにより、約18分に渡り撮影されていました。
次の動画がその一部です。
ただ防犯カメラなので、余りハッキリとというか、全くハッキリと映ってません^^;
正直、よくわかりません。
次のリンク動画では当時のニュースと加害者、被害者のビフォアフターを見ることができます。
マイアミゾンビ事件の原因と真相
検視官が、加害者であるルディ・ユージーンの遺体を解剖したところ、被害者のロナルド・ポッポの人肉は見つかりませんでした。
ユージーンはポッポを「食べていた」わけではなく、「食いちぎっていた」だけだったのですね。
代わりに見つかったのは、大量の錠剤。
ユージーンがゾンビ化したのは、ドラッグが原因だったのです。
この錠剤は、危険ドラッグの「バスソルト」の可能性が高いと言われています。
バスソルトは、
- 過度の発汗作用があるので、服を脱ぎたくなる。(しかも事件の日は暑い日だったそうです。)
- バスソルトは暴力的になり、人に攻撃を加えやすくなる。
条件ぴったりですね!
バスソルトなんて、入浴剤みたいな名前なのに、なんとも恐ろしいドラッグがあったものです。
被害者のその後
さて、被害者のロナルド・ポッポは、命は取り留めましたが、顔面の約80%を失いました。
しかし、ホームレスだった彼が、そのままでは得られなかった物も得ました。
WPBFの記事によると、
メディケイド(低所得者用の医療制度)が治療の資金提供をしているので、ポッポは医療施設にいつまでも滞在可能になりました。
また寄付金からは10万ドルを受け取りました。
体重は20キロ以上も増えました。
でも…
家、お金、食事と体重…でも、あなたなら顔と、どちらを欲しいでしょうか?
まだ終わらないゾンビ事件
何故、今、2012年の事件を取り上げたのか?
それは2016年8月15日、またもやフロリダで19歳の男子学生が50代の夫婦を殺害し、その夫の顔面を…という事件があったからです!
警官が駆けつけた時、学生は馬乗りになって噛み付いている最中だったそうです。
そしてユージーンの事件の時と同じく、止めるように言っても聞かず、警察犬やスタンガンでようやく逮捕。
「何か悪いものを食べたんだ。助けてくれ」
という学生に、警官が、
「何を食べたと言うんだ?」
と聞き返すと、
「人間だ」
と答えたと言う、まさにゾンビ事件でした。
この事件は、フラッカ(flakka)という薬物か、バスソルトが原因だろうと言われています。
フラッカは、1回分が5ドルほどの安い価格で中国で大量生産されています。
白やピンクのクリスタルの塊で販売されているフラッカは、見た目が魚の水槽に敷かれている砂利に似ていることから、グラベル(gravel)と呼ばれることもあります。
※グラベルは砂利の意味
イメージとしては、こんな感じ?
とにかくこのフラッカが、急速に広まっているとのこと。
そう、人食いゾンビ事件は終わらないのです…!😱
まとめ
マイアミゾンビ事件の真相とその後、終わらないゾンビ事件、いかがでしたでしょうか。
- 2012年5月26日、ルディ・ユージーンが通りすがりのホームレス、ロナルド・ポッポを襲った事件
- 地元の警官が、止めるように銃を撃っても、死ぬまで顔を食いちぎっていた
- 体内からは大量の錠剤が見つかり、バスソルトの可能性が高い
- 被害者は顔面の80%を失うも、家とお金、食事を支給された
- 2016年にも同様の事件が起き、人食いゾンビ事件は終わっていない!
でした。
これはアメリカだけの話、対岸の火事ではないなと思いました。
最近は日本にも危険ドラッグが入ってきていると聞きます。
行動の不審な人には近づかない。
そういう自衛が必要な時代なんだなと改めて思いました。