(2022年、データを追記しました!)
ホースシューベンド(Horseshoe Bend)は、コロラド川が馬の馬蹄(horseshoe)の形で急カーブを描いている場所です。
ダイナミックな風景は、友人に写真を見せて貰って以来、私の憧れでした。
2004年、グランドサークル旅行で念願のホースシューベンドに行きました。
その時の体験から、
- ホースシューベンドの場所と行き方
- ホースシューベンドがよくわかる動画
- ベストショットを撮るには?
- 高さと転落事故について
- 2018年の変更について
をご紹介いたします。
ホースシューベンドの場所と行き方
ホースシューベンドは、アメリカのアリゾナ州ページという小さな町にある峡谷です。
ページから国道89号線を6キロ南下。
周りには何もありません。
車で行く場合、看板を見逃さないように注意!
ホースシューベンドの駐車場入り口を通り過ぎてしまいがちです。
道路からは峡谷らしきものは見えません。
ナバホ族の居住地では観光にお金が掛かりますが、ここは違うので、駐車場代も入場料もかかりません。
2018年04月18日、駐車場と新しいトレイルが出来ました。
駐車料金は1台あたり10ドルです。
新しいトレイルでは車椅子の方もホースシューベンドに行けるようになりました。
↓ここから下は2018年より前の情報です。↓
駐車場からホースシューベンドまでは、丘になっている砂地を15分くらい歩きます。
ちょっとしたトレイルで、結構疲れます^^;
でも歩いた甲斐ある景色が待っていますから、頑張りましょう!
こちらの動画で、駐車場からホースシューベンドの様子がよく分かります。
予習にどうぞ。
ホースシューベンドの高さと転落事故
すごーい!
と思わず声が出ると思います。
断崖です。
柵はありません。
2018年07月02日、建設に7か月掛かった展望台と柵(手すり)が正式にオープンしました。
展望台は車3台分くらいの小さいスペースで、50〜70人が収容可能です。
高さは1000フィート=305メートル、落ちたら死にます。
落下による死亡事故と、自殺者が続いたためです。
安全柵の必要性が求められると判断されました。
柵はトレイルの終着点の一部のみなので、断崖の縁に沿って歩くこともできます。
ただしパークサービスはそれを勧めていません。
せっかく柵を作っても、乗り越える人がいたら意味がありません。
次は転落事故のお話です。
転落事故
最初の死亡事故は、2010年でした。
ギリシャからの観光客が約185メートルほど落下して即死でした。
仲間は直前、「危ないから離れろ!」と叫んでいたそうです。
ここは砂岩なので崩れやすいのです。
2018年5月、フェニックスから来た33歳の男性が、約245メートル落下、その日の内に亡くなりました。
12月、カリフォルニアのサンノゼから来ていた14歳の少女が行方不明になりました。
ヘリコプターを使って捜索したところ、約215メートル下で遺体を発見しました。
2022年2月14日、柵の外を歩いていた29歳のワシントン州の男性が、約305メートル落下して亡くなりました。
転落=死に繋がる場所です、インスタ映えには要注意です。
下を流れているのはコロラド川で、川下りのツアーもあるそうです。
私が行った時は季節外れだったせいか、誰もいなくて、ホースシューベンドを独り占めでした。
ここで日没まで過ごし、広い広い空に星が輝き出すのを見ながら、駐車場へと帰りました。
ベストショットを撮るには?
写真を撮るなら午前中が良いと言われています。
午後は逆光になってしまい、綺麗に撮れません。
一番良いのは、太陽が真上に来る7〜9月の正午頃。
影ができません。
ただし夏のこの時期は、暑いというよりも、熱いです。
駐車場から歩くだけでも、水必須。
よほど写真命!の人以外は、そこまでしなくても?かも知れません。
まとめ
ホースシューベンドについて、いかがでしたでしょうか。
- ホースシューベンドはアリゾナ州ペイジという小さな町にある峡谷
- ペイジから国道89号線を6キロ南下
- 車で行く場合、看板を見逃さないように
- 柵は無かったけれど、展望台と一緒に設置された
- 高さは305メートル、落ちたら死ぬ
- ベストショットタイムは午前中をオススメ
でした。
本当に監視する人も、管理する人もいない、素朴なスポットです。
お土産屋さんもな〜んもありません(笑)
こういうスポットがポンとあるのがスゴイですよね。
何もないけど、大好きな場所です^^