ギークは日本語ではよく「オタク」と訳されているステレオタイプの1つです。
でも「オタク」と言えば、ナードという言葉がありましたよね。
ギークとナードの違いは?
この記事では、
- ギークの意味
- 言葉の由来
- ギークとナードの違い
- ギークシックとは?
をご紹介します!
ギーク(geek)とは
ギークという言葉は、元々は
- 変わり者
- 主流じゃない人々
を表現するために使われていたスラングでした。
現在では、
- 専門家
- 愛好家
- 趣味や知的探求に熱心な人
という意味があります。
さらには、
- 奇妙な人
- 頭が良過ぎる
- 流行に疎い
- 社会性に欠ける
というちょっと軽蔑の意味もあります。
ギークはある特定のトピックに関してとても詳しい知識を持っているのが普通です。
コンピュータープログラマーや技術者が自分のことをギークと呼び始めてから、ギークという言葉は一気に広まりました。
そしてワインのギーク、車のギーク、○○のギーク、と彼らが選んだ物の細部に至るまで詳しい、様々なギークが誕生していったのです。
ギークは、自分達が人とはちょっと違うことをよく分かっています。
そして多くのギークは、自分がギークであることを誇りに思っています。
私もギークはカッコイイ!と思います。
ギークの由来
ギークはイギリスの方言「geek」または「geck」から来ています。
意味は「莫迦」「フリーク(変わり者)」です。
19世紀の北アメリカでは、「ギーク」という言葉は、サーカスや巡回カーニバル、フリークショー(見世物小屋)などの芸人のことをいいました。
ギークの仕事は、地元の人を喜ばせるために、奇想天外なことや、時には胸が悪くなるようなことをすることでした。
例えば、生きた鶏の頭を食い千切って見せるような。(うげげっ。)
1976年版のアメリカ文化遺産辞典には、ギークショーに関することが書かれています。
ギークは「変わり者」っていう感じだったのでしょうかね。
ギークとナードの違い
どちらも日本語では「オタク」と訳されがちなギークとナード。
違いを対決方式で見てみましょう!
コミュニケーション能力対決!
最も大きな違い、それは、ギークは社交的ということです。
ギークとナードは似たような外見的特徴をしているかもしれません。
でも人生に対する取り組み方を比較すると、違いが明らかになります。
ギークは誰でも好きになり、結婚することができます。
これは分かりきっていること、当たり前のことです。
でもナードはナードしか好きになりません。
これは生き残っていくための戦術なのです。
社会スキル対決!
ギークは一般的な社会スキルを持っています。
しかしギークが情熱を注いでいるある特定のトピックに遭遇した時には、くどくなりがちです。
あなたに仕組みを正確に説明し、その歴史を理解させるまで手放してくれないでしょう。
ナードは一般的にもっと内向的です。
ギークと同じくらいの専門的知識を持っているかもしれません。
でもそのことについて話をするのは、ナードにとって、とても難しいことなのです。
うう、なんか、ナード可愛い^^;
ギークは会話の中で専門用語や、あまり馴染みのない用語を使うことはめったにありません。
しかしナードはそういう用語を使うのが大好きです。
好きなもの対決!
こちらは表にまとめました。
遊び方もこんなに違います。
なんか…ナードの方がやっぱり暗い…かなー。
働く場所対決!
こちらも表にまとめました。
ギークは地元のバーやレコードショップ、コーヒーショップでエスプレッソを挽いているかもしれません。
一方ナードは、最後の生き残りのビデオショップのカウンターにいるかも知れません。
しかしナードはSTEM(科学、技術、工学、数学)の分野に興味がある傾向があります。
この分野の人々は知的で、何年もの大学教育が必要です。
ナードの方が、より専門的な知識を必要とする仕事をしている感じでしょうか?
オタク度が深い感じ…??
最後に、ギークという名前が付いているファッションのお話です。
ギークシック(GeekChic)とは?
「Geek」と、元はフランス語の「Chic(上品な)」が合わさった言葉。
「ギークシック」は、2000年代半ばに、若者の間に流行ったマイナーなファッショントレンドのことです。
- 特大の黒縁メガネ
- サスペンダー
- 歯列矯正具
- 裾の短いズボン
という、オタクっぽい定番ファッションでした。
メガネに関しては、デビッド・ベッカム、ジャスティン・ティンバーレイクなどの有名人が、処方箋なしでも買えるレンズや、レンズなしのメガネを掛けて、
ギークしよう
とやっていました。
スポーツ界でも、たくさんのNBAプレイヤーがゲーム後のインタビューで「ギークメガネ」を掛けていました。
しかし、半袖シャツに着用したサスペンダーなど他のトレンドの多くは、若者のビジネス環境には適していなかったので、すぐに消えてしまいました。
一方、縁の太いメガネをファッションに取り入れていたヒップスターは、その美学と「ギークシック」が融合しました。
その結果、トレンドが消えた後、メディアはヒップスターをギークシックと呼んでいます。
まとめ
ギークとは?意ギークの意味と由来!ナードとの違いは?いろいろ対決させてみた、いかがでしたでしょうか。
- ギークは、ある特定のトピックに関してとても詳しい知識を持っている
- ナードとの違いは、ギークの方が社交的、社会性がある
- ギークシックは今はヒップスターとなった
- ギークは自分がギークであることを誇りに思っている
ナードもギークも意味合いがどんどん変わって来ているようですが、この記事内だったら、ギークの方が良いかな〜って思ってしまいますね^^;
でもロケット科学者とか、より頭がいいのはナードだったりするのかな。
ギークかっこいい!オタクかっこいい!と思えてしまうのは、時代でしょうか…^^